アレオパゴスの説教(その二) 神のうちに生き

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.02.25
カテゴリ
人物・人生
放送日
2020.02.25

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。「わが国は神国であり、われらは神の子孫である」とは、戦地に行った父親の言葉です。あらゆる民族の心の中に、私たちはまことの神とつながっているのではないかという願いと思いがあるのではないでしょうか。今日は、「アレオパゴスの説教(その二)神のうちに生き」という題でお話ししましょう。使徒の働き17章です。
 「アテネの人たちよ。こうして、人々が熱心に追い求めて探しさえすれば、神を見いだせるようにして下さったのです。事実、神はわたしたちひとりびとりから遠く離れておいでになるのではない。わたしたちは神のうちに生き、動き、存在しているからです。あなたがたのある詩人たちも言っているでしょう。『われわれも、確かに神の子孫である。』」
 ここでのパウロの説教は、私たちは神に造られた存在だから、熱心に探し求めさえすれば、まことの神を発見できると言っています。なぜなら、私たちは神のうちに生き、動き、存在しているからです。まことの神様の発見は、まずこの神の造られた世界と、自然の営みを見て神を発見できます。
 次に、私たちの良心、良い心を通して神を発見できるでしょう。
 第三に、「聖書」という、書かれた神のことばと、顔を持った神のひとり子、イエス・キリストを通して神を発見できるのです。
 さて、パウロの説教は続きます。
 「このように、わたしたちは神の子孫なのですから、神であるお方を、人間の技巧や空想で金や銀や石などに掘り付けた像と同じだとみなすべきではありません。神は、このような無知の時代を、これまでは見過ごしにされていましたが、今はどこにいる人たちにも、みな悔い改めなければならないことを命じておられます。神は、正義をもってこの世界をさばくため、さばきの日を定めておられます。お選びになったイエス・キリストによってさばきを成し遂げようとされています。その証拠として、このイエスを死人の中からよみがえらせました。」
 悔い改めることが求められています。なぜなら、神は正義をもってこの世界と私たちをさばかれるからです。その証拠が、イエス・キリストの十字架の死と、死者の中からの復活の出来事だとパウロは語っているのです。神への悔い改めと、主イエス・キリストへの信仰を強調しているのです。

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