主イエスの祝福を受けて

出演者
大井満
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.02.20
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 19章14節
放送日
2020.02.20

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「世の光」の時間です。今月木曜日のメッセージを担当しています、東京にある板橋教会の牧師、大井満です。
 私が牧師をしている教会では、主に大人の方たちが集う礼拝にも、毎週数人、多いときには七、八人の小学生と幼児たちが出席します。彼らは説教が始まる前に自主的に礼拝堂を出てしまいますが、礼拝の最後に私が礼拝堂の出口に来ると、ちゃんと握手をしにやってきます。とても微笑ましく嬉しい時間です。
 さて、イエス様は子どものことをどう考えておられたのでしょうか。イエス様に手を置いて祈っていただくために、子どもたちを連れてきた人がいました。弟子たちは子どもを連れてきた人たちを叱ってしまいます。子どもの来る所ではないとでも考えたのでしょうか。あるいは、忙しいイエス様に、子どもの相手をしている暇はないと思ったのかもしれません。けれどもイエス様はこうおっしゃいました。
 「子どもたちを来させなさい。わたしのところに来るのを邪魔してはいけません。天の御国はこのような者たちのものなのです。」マタイの福音書19章14節です。
 子ども賛美歌に「子どもを招く友はどなた 子どもの好きなイエス様よ」という歌詞のついた曲がありました。子どもの頃は、あまりこの賛美歌は好きではなかったのですが、年齢を重ねていくうちに、この歌詞の持つ意味の深さに気づくようになってきました。救い主イエス様は弟子たちが考えたように、忙しい生活をしておられたでしょう。でも親たちは、イエス様に手を置いて祈っていただくために、子どもたちを連れてきたのです。
 ここに、子どもたちを祝福して欲しいと願った親たちがいました。子どもたちの成長には、イエス様の祝福が必要だと感じ取った親たちです。イエス様もこの目の前にいる子どもたちを祝福したいと思われたに違いありません。そして、誰よりも子どもを愛して下さるイエス様の招きは、文字通りの子どもだけでなく、子どものように素朴な信頼をイエス様に寄せる人への招きでもあるのです。
 私たちを招くイエス様は、私たち一人ひとりに手を置いて、祝福しようとして下さっています。あなたもイエス様の祝福を受けて、人生の旅を歩いてみませんか。

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