とこしえに覚えておられる

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

もっと詳しく見る

アップロード日
2020.01.29
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 105篇8節
放送日
2020.01.29

いいね登録

     登録数:3

いいねリストを見る

「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。
 「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものですね。今日も聖書を開いてまいりましょう。詩篇105篇8節から「とこしえに覚えておられる」と題してメッセージをお伝えいたします。
 「主はご自分の契約を とこしえに覚えておられる。命じられたみことばを 千代までも。」
 この詩篇は、イスラエルがバビロン捕囚から帰還した後の時代、バビロニアから帰ってきた民に、希望を与えようとして書かれたと言われています。そして先週の詩篇と同じように、この詩篇も、神の力ではなく、神の誠実さにイスラエルの民の目を向けさせる意図をもって書かれたと言われています。ですからそれは、アブラハムに始まる族長時代から、出エジプト、古代イスラエルの長い歴史を回想し、神がイスラエルにどうであったかを語る内容となっているのです。
 詩人は言いますね。イスラエルの起こりはアブラハムという人からであって、神様はその人との約束をずっと覚えておられたと。彼らの数は少なくて寄留者であった。そして、奴隷であったところから解放されて、大いに民は増やされたと。また荒野で彼らは天のマナで養われ支えられ、それらはみな、アブラハムに対する約束を神様が覚えていて約束を果たされたことだと、大まかにいうと大体そのような内容ですね。
 大切なのは、イスラエルの民はこの詩篇を用いて礼拝を献げてきたことです。そして礼拝においては、そのイスラエルの長い歴史を振り返りながら、神の誠実さを思い起こすことが中心となっていたことです。毎週日曜日、礼拝では賛美歌を歌う、説教を聞く、献金を献げる、一連のプログラムがあるのですが、大切なのはそのような一つ一つの営みの中で、神の御業をいろいろと思い巡らし、神が約束に誠実であったことに心から同意し、神を誇りに思い、神を賛美する、そのような時を持つことでしょう。そして、そんな神をまだ知らない方々に知ってもらいたいと思う時を持つことなのでしょうね。
 ぜひ教会へ行って、礼拝の素晴らしさを味わっていただきたいところです。では良き一週を祈ります。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ