神の力を知らない

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 死や命について考えているとき

もっと詳しく見る

アップロード日
2020.01.24
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] コリント人への手紙第一 8章2節
放送日
2020.01.24

いいね登録

     登録数:0

いいねリストを見る

「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。
 イエス様は、復活とか死後のいのちを否定していた、ユダヤ教の一派に属するサドカイ人たちに「神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神です」とお語りになりました。そして彼らに、「あなたがたは、聖書も神の力も知らないのだ」とハッキリと言われたのです。サドカイ人たちは、自分で十分な知識を持っていると自負していましたが、実は、神様がどれほど偉大な方なのか、どれほど大きな力を持っておられる方なのかを、わかっていなかったというのですね。
 パウロという人は、第一コリント8章2節でこう記しています。
 「自分は何かを知っていると思う人がいたら、その人は、知るべきほどのことをまだ知らないのです。」こう書いています。
 私たちの知識というのは、ごくわずかな限られた知識です。それなのに、その小さな知識の範囲の中で、神様を批判し、自分の小さな理性の中に、神様を閉じ込めてしまうようなことを時々するんですね。そしてまるで、自分の知識や理性が絶対であるかのように思い込み、自分に理解できないことはそんなことはありえない、起こるはずがないと反発するのです。
 サドカイ人たちは、自分の小さな小さな理性の中で復活のことを考えました。彼らが考えた復活は、この世が終わったら、また同じような世がくるというような安っぽいイメージのものでした。ですから復活などあったら、再婚に再婚を重ねた妻が、復活した時は誰の妻となるか。そんなことをめぐって、争奪戦が起こるではないかという、そんな発想しか出てこなかったんですね。
 私たちは、自分の限られた知識や理性だけで考えると、永遠の世界を十分に理解することなどできません。しかし、わからないことがあっても、愛と真実の神様を信頼し生きていくことはできます。私たちの肉体は必ず朽ちていきます。しかし、イエス様を信じ生きる時、最終的に天の住まいに移されるのです。それがどんな場所なのか、今はまだよくわかりません。しかし、神様が備えてくださっている場所ならどうでしょう。最善の場所であることは確かなことですよね。
 黙示録21章4節に「神は彼らの目から 涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである。」とあります。私たちは、永遠を握っている神様を信じ生きるからこそ、希望を持って生きていくことができるんですね。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ