ルカの福音書7-あなたにとってのルカがいる

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.01.16
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 章
放送日
2020.01.16

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 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
 ルカ福音書を読み始めました。ルカ福音書はテオフィロという人に向けて記されたものです。この膨大な文章をルカは、たった一人の人に向けて記したのです。ルカは誰かのそばに寄り添う人でした。テオフィロが誰であったのか詳しく分かりません。おそらく身分の相当高い人です。しかし、偉い人だから遠慮するのでもなく、はっきりとよくわかっていただきたいと伝えるルカ福音書に続けて、使徒の働きもテオフィロに書き送ります。一度の手紙で終わることはない、継続してテオフィロのかたわらで福音を伝え続けるのです。
 テオフィロは、どこかでルカに信仰の悩みを相談したことがあったのかもしれません。ルカはその相談を聞いた時、面倒だなと思わなかったのです。自分じゃない誰かが福音を伝えてくれるだろうとも思わなかったのです。
「テオフィロ閣下、あなたが今迷っていることは信じるに足るべきことです。私も確信しているすばらしい出来事です」と、彼はテオフィロのそばで、この膨大な手紙を書き続けたのです。
 ラジオをお聴きになっている皆さんには、クリスチャンの人もいらっしゃるでしょう。その人たちは、ルカのように既に確信している事柄を持っています。その確信されている事柄を伝えたいと願っているのです。教会には、聖書を知りたいと願う人に、イエス様のことを伝えたいという情熱を持っている人がいます。あなたが、「自分一人のために学びをしてくれるなんて申し訳ないな、ラジオを聞いてるだけでいいや」と思うかもしれません。しかし、そんなこと思う必要はありません。なぜなら、クリスチャンになった人は全員、その人のためにかたわらに立って、聖書がわかるように寄り添ってくれた人がいたから、クリスチャンになれたのです。
 今日、私がここで聖書のお話をしているのも、私のかたわらに立って聖書のことを紹介してくれ、どれだけ時間がかかっても、どれだけ疑問を感じていても、祈り続けてくれた人がいてくれたからこそ、私はここにいることができるのです。あなたが今、人生に悩みを抱え、友だち関係に悩み、親子関係で悩んでいる。聖書を学ぼうとまでは思っていないかもしれない、しかしその悩みを話しに、あなたのお近くの教会に来て下さいませんか。電話をかけたり、メールで連絡をして欲しいと思います。ルカのような存在が、あなたを教会でお待ちしています。ぜひ、ぜひ、教会にお越し下さい。そして、あなたのルカとなる存在に、あなたもそこで出会っていただきたいと思います。

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