神の御名によって

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.01.13
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 出エジプト記 3章14節
放送日
2020.01.13

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世の光時間です。いかがお過ごしですか、岩井基雄です。第二月曜日の今日は、旧約聖書のモーセの生涯から「神の招き」について学んでみましょう。
 40年間、エジプトの王宮で育ったモーセは、自らの高慢と拙速さから、エジプトの王に命を狙われ、ミデアンの荒野で羊を飼う者となります。しかし、心砕かれたモーセは、羊たちの面倒を見、導くことで、身も心も備えられたのです。そして、ついに時が来た時、神がモーセを招き、民をエジプトから連れ出す使命を与えます。
 自分の弱さを覚え、尻込みするモーセに、神は、ご自身の名前を示されました。聖書はこう語ります。「神はモーセに仰せられた。「わたしは『わたしはある』という者である。」また仰せられた。「あなたはイスラエルの子らに、こう言わなければならない。『わたしはある』という方が私をあなたがたのところに遣わされた、と。」旧約聖書 出エジプト記3章14節
 神が示された「わたしはある」という名は、存在を表す表現で、すべてのものを創造し、保ち、すべてを御手に治める主権者であることを表していました。どんな苦難の中でも、主権者である神を認め、神の愛と存在そのものに目を留めるようにとモーセを励まし、また、民を導かれたのです。
 そしてすぐ後で、神はモーセにこう語りました。「イスラエルの子らに、こう言え。『あなたがたの父祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神、主が、あなたがたのところに私を遣わされた』と。これが永遠にわたしの名である。これが代々にわたり、わたしの呼び名である。」出エジプト記 3章15節
 この「主」という神の名も、存在を意味する名前です。神の民イスラエルの先祖たちとも、共に歩み、彼らを導き守られた本当の「主」である方、永遠の主権者である神が、民と共にいて下さること、その存在に信頼し依り頼む祝福を、神の民はこのあと味わい続けていくのです。
 私たちもいつでも、この主である方、「わたしはある」と語られる主権者である神の存在を認め、信頼し、いつでも神の御名を呼び求めていくことができるのです。主の御名を呼び求めるものは、みな救われるからです。どのような苦難や困難があろうとも、あなたと共にいて下さる永遠の神に信頼して、力強く歩ませていただきませんか。神はあなたと共にいて下さるのです。

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