力から力へと進み

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.01.08
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 84篇7節
放送日
2020.01.08

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世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものです。今日も聖書を開いてまいりましょう。詩篇84篇7節から「力から力へと進み」と題してメッセージをお伝えいたします。
「彼らは力から力へと進み シオンで神の御前に現れます。」
 1節を読むとこうあります。「万軍の主 あなたの住まいは なんと慕わしいことでしょう。」詩人は歓喜に溢れて、神をたたえていますね。神がおられる神殿に住み、いつも神をたたえることができる人は幸いであると。
 しかし、神様を喜ぶなど、信仰を持っていればこそのことであって、信仰を持っていない人からすれば、実に不思議なことではないでしょうか。なぜ神の存在がそんなに喜ばしいことなのか、何を思ってそんなに詩人は神に感謝しているのか、考えさせられるところですね。
 詩人は言います。「なんと幸いなことでしょう。その力があなたにあり 心の中に シオンへの大路のある人は。」言ってみれば、神を力の拠り所とし、心から神と共に歩んでいる人は幸いだということでしょう。そして6節、「彼らは涙の谷を過ぎるときも そこを泉の湧く所とします。」とあります。大事な部分ですね。
 「涙の谷」・・・詩人は、社会には厳しい現実があることをよくわかっています。ただ社会は厳しいのだと、社会の悲惨な事柄や悲しいことばかりに目を向けていたら、その負のエネルギーによって押しつぶされる思いになるのではないでしょうか。そんな経験はないでしょうか。社会の闇に心揺さぶられて暗く沈んだ思いになってしまう。私もよく経験することです。しかし、世の中がどうであれ、そのような希望を失わせる世から目を転じて神に心を向けるなら、そこには違う世界が開きます。何の祝福もないと思われる状況にあっても、平安と恵みを約束して下さる神に目を注ぐなら、私たちの心は晴れやかになることでしょう。
 そのような状況を克服するのみならず、さらに祝福の場とすることができる希望すら与えられるのです。だからこそ神に目を注ぐことは、すばらしいとたたえるのですね。では良き一週を祈ります。

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