あなたの人生の光として

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • クリスマス

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アップロード日
2019.12.05
カテゴリ
人物・人生
放送日
2019.12.05

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 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
 町は、クリスマスイルミネーションの輝きに満ちています。なぜクリスマスは、明るく光り輝いているのでしょうか。それは、クリスマスに生まれたイエス・キリストが「わたしは世の光です」と言われたからです。
 皆さんの今年の一年は、どのような一年であったでしょうか。一年を振り返りニュースを見ると、心が暗く落ち込んでしまいそうにもなります。また、忘年会で誰かの相談にのると、一気に暗い気持ちにもなってきます。そんな時、わたしたちは口にしがちです。「いつかは必ず良くなるよ。いつまでもそんな状態が続くわけじゃないから、うまくいかない時があったら、次はうまくいく時が来るから、いつかは必ず明るくなるよ」と、誰かを慰めながら自分の心を奮い立たせようとします。 
 あるいは、わたしも牧師として、「大丈夫です。今は闇でも、やがて光が差し込んできますよ」と励ましそうになるのです。そのように誰かを慰めようとするのも間違いではないかもしれません。
 しかしイエス・キリストは、既に「わたしは世の光です」と、あなたのそばに既に来ていると言われるのです。闇のように、何も見えないと思えるところに、わたしは既にいる。わたしについてくればよいのだとおっしゃるのです。そうすれば、あなたが光の中に生きることができると告げておられるのです。
 闇はこれからも闇であり続けるかもしれません。しかし、そこでわたしたちが耐え忍ぶことができるのは、闇がなくなるかわからないまま待ち続けるのではなく、闇の中に光であるキリストを見いだすことができるからです。
 キリストが生まれたあのクリスマスの夜、聖書の物語では、夜空に天使たちの光があふれました。孤独な貧しい夫婦の上に光があふれたのです。社会的に居場所のない羊飼いたちに、あなた方のためのしるしだと言われる救いの光が輝きました。三人の博士たちの前にも一つの星の輝きが、行くべき場所を指し示したのです。
 今日あなたのそばにも、光は既に来ているのです。目をじっと凝らしましょう。そして、聖書を読んでいただきたいと思います。光であるキリストが、あなたのそばに既に来ておられる。その光は既に輝いているのです。その光を見えなくしているのは、あなたの目が、実は閉じてしまっているからかもしれません。閉じてしまっている目を開けたい。そこに、「わたしは世の光です」と言われるキリストが、あなたの人生の光として、今あなたの目の前に立っていて下さるのです。

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