神の国に入るには

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.12.03
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 14章
[新約聖書] ピリピ人への手紙 1章29節
放送日
2019.12.03

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世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。今日は、「神の国に入るには」という題でお話ししましょう。
 神の国とは、「神の民が、神の場所で、神の支配と祝福を受けるところ」と、ある聖書学者は定義しました。神の国の支配と祝福を受けるために、私たちは、その祝福と同時に苦難をもたまわっているのではないでしょうか。使徒の働き14章の続きです。
 さて、パウロとバルナバがリステラの町で、生まれつき足の不自由な人を立ち上がらせた事件は、町中の話題になりました。ところが、パウロたちに反対するユダヤ人たちが徒党を組んで、リステラの町まで押しかけてきたのです。パウロに対するねたみと嫉妬の炎は、殺意にまで広がっていました。殺意に燃えたユダヤ人たちの集団は、リステラの人々を仲間に引きずり込みました。そして、問答無用の暴挙に出たのです。パウロを連れ出し、石打の刑にしました。石打とは、みんなが大きな石を持って、パウロに石を投げつけるのです。パウロは、石に打たれながら痛みの中でイエス様に祈ったことでしょう。「主イエスよ。どうぞ、この罪を彼らに負わせないで下さい。」
 石が雨あられと飛び交う中で、パウロは死んでしまったように、ぐったりとなってしまいました。人々は、パウロを町の外へ引きずって行ったのです。しかし、キリスト信徒たちが、パウロを取り囲んで守りました。その間に、パウロはムックリと起き上がって、町に入っていったのです。そして翌日には、バルナバと一緒に、隣の町デルベに向かって出かけました。パウロは傷ついた痛みの中で、デルベでも神の国の福音を宣べ伝えた後、再びリステラ、イコニオン、アンティオキアの町々へ帰っていき、キリスト信徒たちを力づけ、信仰を持ち続けるように励ましたのです。そして言いました。「わたしたちが神の国にはいるのには、多くの苦難を経なければならない。」
 パウロの言葉です。ピリピ人への手紙1章29節「あなたがたがキリストのために受けた恵みは、キリストを信じることだけでなく、キリストのために苦しむことでもあるのです。」

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