賛美歌ものがたり「きよしこの夜」
- 出演者
- 飛田紀代美
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
- タグ
-
- クリスマス
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- アップロード日
- 2019.11.16
- カテゴリ
- 人物・人生
- 放送日
- 2019.11.16
世の光の時間です。飛田紀代美です。土曜日はスペシャルバージョン。賛美歌の生まれた背景をご紹介する、「賛美歌ものがたり」今日はクリスマスの賛美歌「きよしこの夜」をご紹介します。
この曲の作詞をしたのは、1792年、ザルツブルグに生まれたヨゼフ・モール。彼が20代の半ば、オーストリアのチロル地方、オーベルンドルフという村の教会で、司祭として勤めていた時のことです。
クリスマス直前に教会のオルガンが壊れ、ヨゼフが作った歌詞に、教会のオルガニストをしていたフランツ・グルーバーが急いで曲をつけて、ギター伴奏で歌ったのが「きよしこの夜」でした。
春になって村にやってきたオルガン修理人が、たった一枚残っていた、この曲の楽譜を持ち帰ったのがきっかけで、少しずつチロル地方に広まっていったのです。長い間、作詞・作曲不明のチロル地方の民謡、または、ミヒャエル・ハイドンの作ではないかと思われていました。
時は流れ、1854年、ザルツブルグの教会で、この曲の楽譜を探すように命じられた青年が、なんと、作曲者フランツ・グルーバーの息子だったのです。この曲が作られて36年がたっていました。初めて作者が明らかにされたのです。作曲者のグルーバーは存命でしたが、作詞者のヨゼフ・モールは、この6年前に56歳で世を去っていました。世界300カ国の言葉に訳された賛美歌は、他に例がありません。ヨゼフ・モールが働いていた教会は、「きよしこの夜教会」と名前を変えて、今もオーベルンドルフの村に建ち、毎年クリスマス・イブには、世界中から大勢の観光客が訪れ、この小さな教会で幼子イエス・キリストの誕生を祝うのです。
この曲の作詞をしたのは、1792年、ザルツブルグに生まれたヨゼフ・モール。彼が20代の半ば、オーストリアのチロル地方、オーベルンドルフという村の教会で、司祭として勤めていた時のことです。
クリスマス直前に教会のオルガンが壊れ、ヨゼフが作った歌詞に、教会のオルガニストをしていたフランツ・グルーバーが急いで曲をつけて、ギター伴奏で歌ったのが「きよしこの夜」でした。
春になって村にやってきたオルガン修理人が、たった一枚残っていた、この曲の楽譜を持ち帰ったのがきっかけで、少しずつチロル地方に広まっていったのです。長い間、作詞・作曲不明のチロル地方の民謡、または、ミヒャエル・ハイドンの作ではないかと思われていました。
時は流れ、1854年、ザルツブルグの教会で、この曲の楽譜を探すように命じられた青年が、なんと、作曲者フランツ・グルーバーの息子だったのです。この曲が作られて36年がたっていました。初めて作者が明らかにされたのです。作曲者のグルーバーは存命でしたが、作詞者のヨゼフ・モールは、この6年前に56歳で世を去っていました。世界300カ国の言葉に訳された賛美歌は、他に例がありません。ヨゼフ・モールが働いていた教会は、「きよしこの夜教会」と名前を変えて、今もオーベルンドルフの村に建ち、毎年クリスマス・イブには、世界中から大勢の観光客が訪れ、この小さな教会で幼子イエス・キリストの誕生を祝うのです。
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