ルカの福音書2-あなたに分かって欲しい

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 病気のとき

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アップロード日
2019.11.14
カテゴリ
人物・人生
放送日
2019.11.14

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 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
 ルカ福音書は、テオフィロいうたった一人の個人に向かって、あなたにわかっていただきたいという言葉で始まる、情熱が込められた福音書です。私は、このラジオのメッセージの原稿を書く準備において、皆さんお一人お一人のことを祈りながら、メッセージを書きます。
 神様は、今日の放送でラジオの前の皆さんを呼び出された理由を考えるのです。マイクの前に座り語る時も、「世の光のつどい」でお会いしたことのある、皆さんお一人お一人の顔を思い起こしながら語ります。するとメッセージに応えて、真剣に聞いて下さる皆さんの姿が、思い浮かんできます。
「あぁ今日も、神様からの言葉を受け取っておられる。」そう思うと、胸がいっぱいになってきます。今、この聖書の言葉が一人の人を生かしていると実感するんです。
 ある時、「大嶋先生、メッセージの準備は、どうやってされているんですか?」という質問をされました。私の本棚には、たくさんの聖書の言葉を学ぶことのできる本があります。ギリシャ語では、もともとこういう意味の言葉だと、本を読むと新しい発見があったり、勉強になることもあります。
 しかし、メッセージにおいて一番大切なことは、神様がメッセンジャーである自分に語られていることを受け止めることです。今の、今日の、この自分に語りかけようとされていることを、まず受け取らない限り、メッセージにおける感動などありません。神様が、今日も不信仰な自分に向かって、愛をもって語ろうとされていることがある。自分の中の罪深い現実に、神様が悔い改めるように促しておられる。誰よりも早く、そのラジオの前の椅子に座って、私もまた、神様からのメッセージを聞くのです。
 ルカのそばにいるのではないテオフィロという、一人の人と同じ側に、私もまたいるのです。そこで、神様の情熱ほとばしる言葉を聞きます。メッセージに情熱を込めてお話しをしてしまうのは、この神の愛の情熱に捉えられているからです。本読んで、そこからわかってものを説明しているだけのようなことにならないのです。
 今日皆さんは、どんな思いでラジオを聴いておられるでしょうか。キッチンで家族のために、朝ご飯やお弁当を作っているでしょうか。もう朝早く畑に出て、携帯のラジオでこのメッセージを聞いておられるでしょうか。あるいはベッドの上で、もう随分と長い間、病気が続く中でこのラジオのメッセージを聴いておられるでしょうか。
 今日のメッセージも、あなたのために語られています。あなた一人のために神が語っておられるのです。あなたはそこで一人ではない、あなたを愛する神の愛が、すぐそばで、あなたを支えているのです。この愛をぜひ受け取っていただきたい、わかっていただきたいと思います。

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