モーセへの神の招き

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.11.11
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 出エジプト記 3章1?3節
放送日
2019.11.11

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世の光の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。第二月曜日の今日は、旧約聖書のモーセの生涯から、「神の招き」について学んでみましょう。
 神の民が、エジプトで苦役を強いられる中、神は脱出の道を準備しておられました。それはこの後、神の民をエジプトから導く指導者、モーセへの整えです。
 40年間、エジプトの王宮で育ったモーセは、自らの傲慢と拙速さから、エジプトの王に命を狙われ、ミデアンの荒野で羊を飼うものとなります。心砕かれ、羊たちの面倒を見、導くことで、彼は心も体をも備えられていったのです。導く者としての訓練は、神様に砕かれること、導かれること、そして、神様に委ねられた存在をはぐくみ、導くことに始まるのですね。そしてついに時が来たとき、神がモーセを招かれました。聖書はこう語ります。
「モーセは、ミディアンの祭司、しゅうとイテロの羊を飼っていた。彼はその群れを荒野の奥まで導いて、神の山ホレブにやって来た。すると主の使いが、柴の茂みのただ中の、燃える炎の中で彼に現れた。彼が見ると、なんと、燃えているのに柴は燃え尽きていなかった。モーセは思った。『近寄って、この大いなる光景を見よう。なぜ柴が燃え尽きないのだろう。』」旧約聖書 出エジプト記3章1節?3節
 モーセは羊を、荒野の奥まで導きました。それは、いつものコースよりも遠くまで行ったという意味でしょう。モーセは、今まで行ったことのないところに来たのです。そこに神の導きがありました。それは後に、神の山と呼ばれる場所でした。この場所で、モーセは神と出会い、使命を受け取り、また後に、神から律法、十の戒め、十戒を受け取ることになるのです。モーセはそこで、不思議な光景を目にします。それは燃えているのに燃え尽きない芝でした。神の臨在と裁きをあらわす火とともに、裁きの中にあっても燃え尽きることのない神の民、また神の哀れみと愛の熱情が、その炎の中にあらわされていたのでしょうか。モーセは、この不思議な神の臨在と招きの中に身をおくのです。すべてが神の導きでした。
 神様は、日常の中であなたを訓練し、整え導かれます。与えられた日々の訓練をおろそかにせず、神の愛と使命を、自らのものとさせていただきたいと願います。

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