大いなる御力をほめ歌います

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.11.06
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 21篇13節
放送日
2019.11.06

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世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものですね。今日も聖書を開いてまいりましょう。
 今日は詩篇21篇13節から、「大いなる御力をほめ歌います」と題してメッセージをお伝えいたします。
「主よ あなたの御力のゆえに あなたがあがめられますように。大いなる御力を 私たちは歌い ほめ歌います。」
 この詩篇は、前の20篇とつながった内容になっているものです。つまりダビデは、詩篇20篇で「苦難の日に 主があなたにお答えになりますように。主があなたを支えられますように。あなたの心の望みをかなえて、すべての計画を遂げさせてくださいますように。」と祈っています。そして、その祈りに答えられた喜びの経験を、この21篇で語っており、「あなたは 彼の心の望みをかなえ 唇の願いを退けられません。」と告白しています。
 つまり、詩篇20篇とこの21篇は、願いとその答えという対の詩篇になっているのです。20篇が、苦難の日に願った祈りであるとすれば、21篇は、苦難において祈った通りに助け出されたことを思い起こし、感謝を献げている祈りですね。実際、その背景には、3節「純金の冠を置かれます」とあるように、アンモン人との戦争で勝利した出来事があったと考えられています。その時、ダビデの頭には、勝利の記念にと金で作られ宝石で装飾された、アンモン人の王の冠が置かれました。
 けれども注目すべきは、その勝利は、ダビデの力によるものではなく、ダビデをあわれんで下さった主によるものなのです。神が、純金の冠をダビデに与えて下さったのですね。大切なのは、戦略的に戦った王の戦略を機能させ、勝利に導かれた神です。偉大なのは人ではなく神だということですね。この詩篇を読み思わされることは、主に信頼する時に、私たちはもはや弱くはありえない。私たちの思いを受け止め、私たちに最善をつくされる主が共におられることです。たとえ、いかなる苦難があろうと、勝利に導かれる神がおられ、私たちは主の威力を褒め歌うようになるのです。力強い主に信頼して歩みましょう。では良き一週を祈ります。

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