世の光の時間です。いかがお過ごしですか。世の光シリーズ、アナウンサーの江橋摩美です。
　今月からしばらくの間、土曜日はスペシャルバージョンでお送りします。今日は、番組にお寄せいただいたお便りのご紹介と聖書の言葉をお届けします。
　では早速、お便りをご紹介しましょう。
　「朝、余裕があれば、拝聴しております。心が晴れるような気持ちになるのは私だけでしょうか。不思議です。機会があればと思いますが、時間を作ることを面倒になる歳になり、流されております。一度、聖書らしきものを読んでみたいと思います。」
　番組を聞いて、心が晴れるような気持ちになって下さっているとのこと、番組を制作している立場からすると、とてもうれしい感想です。ありがとうございます。聖書は、歴史や地域を超えた大ベストセラーですから、ぜひお読みいただきたいですね。確かに分厚いですし、内容も難しいという印象をお持ちかと思いますが、聖書は、神様からのラブレターと言われることもありますから、読まない選択肢はないと思います。
　21世紀の現在も、聖書全巻 旧約聖書39巻、新約聖書27巻になりますが、この全巻を、母国語で読めないという国もあることを考えたとき、自由に日本語で聖書を読める私たちが、読まない選択をするのは、あまりにももったいないと思うんです。ぜひ機会を作ってお読み下さい。まぁ、かくいう私も老眼が始まったかなという感じで、大好きな読書のペースが落ち気味の今日このごろですが、番組を通して、励まし合いながら聖書を読み進めていけたらと思います。
　ところで、キリスト教は言葉の宗教と言われることがあります。それは神様が、私たちのわかる、つまり理解のできる言葉を通して語って下さっているからではないでしょうか。また聖書は、聖書の舞台になった、その言葉が最初に与えられた人々にだけに語られた言葉ではありません。その時代、その時代に生きる、一人一人に語られる神様の生きた語りかけです。だからこそ、誤って伝えられたり、失われたりしないように、神様は聖書として、ご自身の言葉を留められたのではないかと思います。
　聖書の言葉をお読みします。新約聖書テモテへの手紙第二 3章16節「聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です。」テモテへの手紙第二 3章16節