キリストの栄光の希望と愛

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.09.16
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マルコの福音書 9章2?8節
放送日
2019.09.16

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世の光の時間です。お変わりありませんか。岩井基雄です。第三月曜日の今日は、「キリストの栄光と希望」についてご一緒に考えてみましょう。
 キリストは弟子たちに、ご自分が受ける苦難や死、また、復活を次々に予告なさった後、戸惑う弟子たちのうち三人を連れて、山に登り、ご自分の栄光の姿をお見せになりました。
 聖書はこう語っています。「イエスはペテロとヤコブとヨハネだけを連れて、高い山に登られた。すると、彼らの目の前でその御姿が変わった。その衣は非常に白く輝き、この世の職人には、とてもなし得ないほどの白さであった。また、エリヤがモーセとともに彼らの前に現れ、イエスと語り合っていた。
」新約聖書 マルコの福音書9章2節から4節。
 その光景は、弟子たちにとってすばらしいものでした。 ペテロは、その記念として幕屋を三つ作ろうと提案するのです。それは、ペテロの内側の混乱や恐れを露呈したものでした。しかし彼らにとって、旧約の預言者エリヤや出エジプトを導いたモーセが現れて、栄光に輝くキリストと共に語る姿を、目の当たりにできることは大きな祝福でした。死を超えるいのちの希望が、そこに明らかにされていたからです。しかも彼らは、その直後に、父なる神の御声を聞いたのです。
 聖書はこう語ります。「そのとき、雲がわき起こって彼らをおおい、雲の中から声がした。『これはわたしの愛する子。彼の言うことを聞け。』彼らが急いであたりを見回すと、自分たちと一緒にいるのはイエスだけで、もはやだれも見えなかった。」マルコの福音書9章7節、8節。
 弟子たちにとって、この父なる神の言葉は、先の出来事以上に大きな恵みだったことでしょう。キリストは、父なる神の愛する御子であることを知り、そしてそのキリストの言葉に従うことの恵みをも聞いたからです。キリストが、父なる神の愛の言葉を聞くのは、これが二度目でした。最初は、荒野での誘惑を受ける前に、そして今回も、十字架の受難を前にした時でした。苦難を通る前に、父なる神は、ご自分の愛と恵みを明らかにしてくださいます。
 この愛と恵み、そして栄光の希望は、キリストを通してあなたにも用意されているのです。あなたも神に愛されているからです。このキリストにある希望と愛に生かされて、あなたも歩みませんか。

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