神への賛美と力

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.09.02
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 108篇1?5節
放送日
2019.09.02

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世の光の時間です。お変わりありませんか。岩井基雄です。
 第一月曜日の今日は、詩篇108篇の前半から、「神への賛美と力」と題して、神様の恵みに生かされる人生に心を留めてみましょう。早速、お読みします。
 「神よ私の心は揺るぎません。私は歌いほめ歌います。私の心の底も。琴よ 竪琴よ 目を覚ませ。私は暁を呼び覚まそう。主よ 私は諸国の民の間で あなたに感謝し もろもろの国民の間で あなたをほめ歌います。あなたの恵みは大きく 天の上に及び あなたのまことは雲にまで及ぶからです。神よ あなたが天で あなたの栄光が全地であがめられますように。」旧約聖書 詩篇108篇1?5節
 この詩篇108篇には、「ダビデの賛歌」という表題があり、詩篇57篇の7節?11節の、ダビデの神への賛美が繰り返されています。ダビデの時代から下って、バビロン捕囚が終わった後、大きな痛みを通った後の回復と感謝を、ダビデの賛美をなぞるようにして、感謝と賛美を神にささげているのです。
 このように、過去の恵みと感謝を、事あるごとに思い残すことはとても重要です。人生の嵐や試練の中でこそ、過去に受けた神からの恵みや愛は、私たちに慰めと力を与えるからです。「試練を通る中にあっても、私の心はゆるがない」とこの作者が歌います。そして、暁が私を呼び覚ますのではなく、「私が暁を呼び覚まそう」と続けます。
 苦難の暗闇の中にあっても、琴や竪琴を力強く奏でながら、神様へと心を向ける、作者の意志と賛美への強い決意がうかがえますね。私たちは、様々な苦難や試練の中で気落ちし、こんなことを許す神は信頼できない。だから神はいないと判断しがちですよね。
 しかしこの詩篇の作者は、苦難のなかでこそ、神への信頼を厚くし、賛美を献げ、揺るがない心で神様に感謝を献げ、神をほめ歌うのです。それは彼が、神の恵みは大きく、天の上に及び、神の誠は雲にまで及ぶと知っていたからです。あなたの人生に、どのような苦難があろうとも、聖書が語る神様の恵みと誠を思い起こし、まず神様への賛美と感謝を献げませんか?賛美は、あなたの心に力を与え、あなたを内側から造り変えるのです。

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