ダビデの弱さと失敗

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

もっと詳しく見る

アップロード日
2019.08.31
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] サムエル記第二 19章
放送日
2019.08.31

いいね登録

     登録数:0

いいねリストを見る

世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
 聖書は、人間の本当の姿を語っています。それが主人公であったとしても、弱さがあり、失敗があり、悩み苦しむ姿をそのまま語ります。どんなに信仰深い人も、苦難や問題の中で失敗をし、罪を犯してしまうことがあるのです。今日は旧約聖書 サムエル記第二 19章から、イスラエルの王ダビデの弱さについてお話しします。
 ダビデの息子アブサロムの謀反が、ダビデの部下たちによって鎮圧されました。そして、アブサロムは殺されてしまいました。謀反を鎮圧した部下たちはダビデのところに戻ってきます。しかしそれは、喜びの凱旋とはなりませんでした。なぜなら、ダビデは王して部下たちの労をねぎらい感謝するどころか、彼らを出迎えることさえしなかったのです。ダビデは王としてするべきことをせず、ただただ息子の死を父親として嘆き悲しんでいたのです。
 謀反によって国は分裂してしまっていました。しかしダビデは、王としてイスラエルをしっかりと治めることをしなかったのです。そのためダビデの部下は、ダビデに苦言を呈して説得をしました。それでダビデはやっと王として立ち上がりました。そして、国の混乱を鎮めようとします。しかし、ダビデが行ったことは、部下たちの反発を受けたり、偽証したものを裁かなかったりと、決して良いものではありませんでした。ダビデは完璧な王ではありませんでした。正しい判断をすることができず、正義を行うことができない時があったのです。
 そのときダビデは、神にどのように祈ったのでしょう。悔い改めの詩篇と呼ばれる詩篇51篇は、このように神に祈っています。「私はあなたの目に悪であることを行いました。私の罪を除いてください。そうすれば私はきよくなります。神よ、私にきよい心を作り、ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。」
 人の弱さは罪を生み出すことがあります。しかしそんな時、神に救いを求めましょう。神はどんな罪も取り除き、きよい心を与えてくださるお方です。明日は日曜日です。お近くのキリスト教会にいらしてください。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ