本来の礼拝の姿

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.08.23
カテゴリ
人物・人生
放送日
2019.08.23

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世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。
 イエス様がエルサレムに入られ、神殿に行かれたときのことでした。イエス様が見た当時の神殿の現実はどうだったかというと、人々がそれぞれ区切られた庭によって仕切られ、そして、両替人や商売人たちは、自分の利益だけを求めてるようなそんなような状態でした。イエス様は、そんな両替人や商売人を追い出し、本来の神殿の姿を、身をもって示されたのです。するとイエス様のもとに、目の見えない人たちや足の不自由な人たちがやってきました。イエス様は、彼らを温かく迎え入れ、一人一人を癒されたのです。イエス様は、「もし両替人や商売人が、本来の祈りの家としての礼拝を妨げてしまうなら、そんなものはやめてしまえ、むしろ、今ここにいる人々に愛とあわれみを差し出すことの方が、本来の神殿にあるべき光景だ」ということを身をもって示されたんですね。
 すると今度は、子どもたちが、宮の中で「ダビデの子にホサナ!」と叫んでいたと書かれています。旧約聖書には、「救い主は、ダビデ王の子孫から生まれる」と預言されていますから、ダビデの子とは、救い主のことを意味しています。子どもたちは、イエス様に向かって「あなたは救い主です」と賛美していたわけですね。でも、それを聞いた宮の神殿の指導者たちや、また当時の学者たちは腹を立てました。「あなたは、礼拝に必要な両替人や商売人を追い出したり、勝手にいやしを行ったりするだけでなく、自分が救い主だと言われて否定もしないとは自分を何様だと思っているのかぁ!」と怒ったわけです。
 するとイエス様は、詩篇8篇を引用し、「『あなたは幼子と乳飲み子たちの口に、賛美を用意された。』と聖書に書かれている。そのことを読まなかったのか」と言われたんですね。神様が子どもたちに賛美をさせておられるのだ。子どもたちが、私を救い主として賛美するのは神様の御心なのだということなわけですよね。子どもたちは100%意味がわかって、「ダビデの子にホサナ」と歌ったわけではなかったでしょう。しかしイエス様は、その賛美を受け入れ喜んでくださいました。イエス様こそ賛美を受けるにふさわしい方だからです。誰もが分け隔てなく受け入れられ、イエス様によっていやされ、イエス様を賛美する場所。それが神殿の本来の場所であり、真の礼拝の姿なんですね。

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