アンテオケ教会

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

もっと詳しく見る

アップロード日
2019.08.20
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 11章
放送日
2019.08.20

いいね登録

     登録数:4

いいねリストを見る

世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。
 今日は、異邦人の教会第一号となった、シリアのアンテオケ教会の話をします。新しい訳ではアンティオキアになっています。使徒の働き11章です。
 さて、エルサレム教会の執事ステパノのことで起こった教会への迫害のために、散らされた人々は様々な地方へ散っていきました。しかし彼らは、ユダヤ人以外の者には、神の言葉を語りませんでした。ところが散らされていった人々の中に、ギリシャ語を話すキプロス出身者と、アフリカ東部出身のクレネ人がいました。彼らは、シリアのアンテオケに行ってから、ギリシャ人に呼びかけ、イエス・キリストを宣べ伝えたのです。そして主の御手が、彼らとともにあったため、イエスを信じて主なる神に帰依する人たちの数が多くなりました。ここに異邦人第一号のアンテオケ教会が誕生したのです。
 異邦人教会の誕生の噂は、エルサレム教会へ伝わりました。そこでエルサレム教会は、慰めの子、バルナバをアンテオケ教会へ遣わしました。バルナバは聖霊と信仰とに満ちた立派な人でしたねえ。こうして主イエス・キリストにくっつく人々が大勢になりました。このアンテオケで、キリストの信徒たちがクリスチャンとあだ名で呼ばれるようになったのです。いつでもフナムシのようにキリストにくっついているからです。口を開けばキリスト、人に会えばキリスト、どこへ行ってもキリスト、キリストと言っていたからです。
 やがてアンテオケ教会が大勢になっていったので、バルナバ一人では大変になりました。そこでバルナバは、サウロを探しに、サウロの故郷タルソまで出かけていったのです。そしてサウロを見つけると、バルナバはサウロをアンテオケ教会に連れて帰りました。そして二人は協力して、丸一年、教会での集会を担当し、多くの人々に聖書を教えたのです。
 さて、異邦人のアンテオケ教会は、三つの特徴がありました。まず第一に、困難の中で伝道する教会でした。第二に、信徒があだ名で呼ばれるほど証の教会でした。そして第三に、バルナバとサウロの指導者たちによって聖書が教えられる教会だったのです。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ