神の裁きと憐み

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.08.05
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 107篇35?38節
[旧約聖書] 詩篇 51篇17節
放送日
2019.08.05

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世の光の時間です。お変わりありませんか。岩井基雄です。第一月曜日の今日は、詩篇107篇の最後から「神の裁きと憐み」と題して、神様の恵みに生かされる人生に心をとめてみましょう。
 神の民イスラエルが通った苦しみの一つが、バビロン捕囚でした。バビロン捕囚とは、神の民イスラエルが自分たちの罪のゆえに、新バビロニアによって滅ぼされ、捕虜として敵国に引いて行かれたことを示しています。
 しかしその地にあって彼らは、神様に向かい、約束の地に戻ることになったのです。この詩篇107篇はバビロン捕囚から帰還した人々に対し、主がさまざまな恵みを示されたことに、感謝をささげるよう呼びかけています。それは、民の罪への裁きを超える、神様のあわれみと祝福が、神様の民イスラエルに注がれたからです。神様は確かに、私たちの罪を裁かれますが、その裁きの中にさえ、神様のあわれみが満ちており、罪の悔い改めへと導かれる者に、思いをはるかに超える祝福と恵みを、神様は豊かに与えて下さるのです。今日の詩篇をお読みします。
「主は荒野を水のある沢に 砂漠の地を水の湧き上がる所に変え そこに飢えた者を住まわせる。彼らは人が住む町を堅く立て 畑に種を蒔き ぶどう畑を作り 豊かな実りを得る。主が祝福されると彼らは 大いに増え 主はその家畜を減らされない」旧約聖書 詩篇107篇35節?38節。
 聖書が語る神様は、罪を裁かれますが、それは民を悔い改めに導くためであり、悔い改めた民を哀れみ、回復させて下さるからなのです。罪を認める時、赦しが私たちを待っています。そして、荒野や砂漠のような地に、神様は潤いとともに豊かな収穫を与え、神様の祝福によって、神の民も家畜も増え続けることができたのです。そのすべてが神様の愛に基づいていました。私たちもまた、様々な過ちや罪を犯してしまいますね。それゆえ、神の裁きを受けるべき存在なのです。しかし神様は、こんな罪深い私たちに、その罪を認め悔い改めるようにと招き続けて下さいます。
 聖書の言葉「神へのいけにえは砕かれた霊。打たれ砕かれた心。神よあなたはそれを蔑まれません。」旧約聖書 詩篇51篇17節 神様は、あなたの罪を全てご存じで、赦そうと待っていらっしゃいます。

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