イエス様をお迎えしよう

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.08.02
カテゴリ
人物・人生
放送日
2019.08.02

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世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。
 イエス様の生涯は、四つの福音書に記されています。そして、特に福音書には、イエス様の地上での最後の一週間のことが詳しく書かれています。それは、ユダヤの最大の祭りである過ぎ越しの祭が行われるときでした。成人したユダヤ人男子は皆、エルサレムに登って祭りに参加することになっていました。また世界中から、多くのユダヤ人が集まり、エルサレムに続く道は人々で溢れていたことでしょう。
 イエス様は、エルサレムの近くまで来ると、弟子たちにろびの子を連れてこさせ、それに乗ってエルサレムに入られたんです。さっそうと白馬にまたがってエルサレムに入られてもいいではありませんか。しかしイエス様は、ろばの子に乗って入いられたんですね。それは、旧約聖書の預言者ゼカリヤという人によって預言されているからだったんです。こう書いてあります。「娘シオンよ、大いに喜べ。娘エルサレムよ、喜び叫べ。見よ、あなたの王があなたのところに来る。義なる者で、勝利を得、柔和な者で、ろばに乗って。雌ろばの子である、ろばに乗って。」このように書かれているんですね。
 イエス様は、自分こそがゼカリヤの預言した救い主であるということを示すために、ろばの子に乗られたんです。このゼカリヤの預言は、大変有名な言葉でしたので、子ろばに乗ったイエス様を見た人々は、自分たちの上着やシュロの枝を道に敷いてお迎えし、口々に「ホサナ、主の御名によって来られる方に祝福あれ」と叫び始めたんです。ホサナとは、もともとは「今、救って下さい」という意味なんですね。人々はついに、イエス様がローマ帝国の支配下で苦しむ私たちを解放し、救って下さる救い主だと期待し、声をあげてイエス様を迎えたんです。
 しかしイエス様は、ローマの圧政から人々を救う救い主ではありませんでした。イエス様は、私たちの罪の赦しと永遠の命を与える救い主として来て下さったのです。つまり私たちが、自分ではどうしても解決することのできない罪の問題と、死の問題の解決を与えるための救い主として来て下さったんですね。
 聖書には、「『キリスト・イエスは罪人を救うために世に来られた』ということばは真実であり、そのまま受け入れるに値するものです。」とハッキリと記されています。

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