塩の契約をもって

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.07.10
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 歴代誌第二 13章5節
放送日
2019.07.10

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世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものですね。今日も聖書を開いてまいりましょう。歴代誌第二 13章5節「塩の契約をもって」と題してメッセージをお伝えいたします。
 「イスラエルの神、主が、塩の契約をもって、イスラエルの王国をとこしえにダビデとその子孫に与えられたことを、あなたがたが知らないはずはない。」ソロモン王様以降、イスラエルは北側と南側の二つの王国に分裂していきます。そして北側ではヤロブアムが、南側では、レハブアムが王様となりました。ヤロブアムにレハブアム、よく似た名前です。ヤロブアムはヘブル語で「民は増える」を意味し、レハブアムは「民は増え広がった」を意味します。ソロモン王の後、新しく民が増えた新興勢力となったヤロブアムに対して、ソロモン王から増え広がったイスラエルを継承したレハブアム。当時の王様のイメージが重なる言葉なのですね。
 さてこのヤロブアムの時代、南側ではレハブアムから、その子、アビヤに王位が継承されていきます。そしてアビヤはヤロブアムに戦いを臨みました。しかし、南側のアビヤの軍隊は四十万。北側のヤロブアムは八十万と力の差は歴然としており、アビヤの軍隊は、ヤロブアムの軍隊に挟み撃ちにされ絶体絶命の危機に陥っていくのです。けれども、アビヤが誠の神を呼び求めると、神はアビヤに味方しヤロブアムを打ち破って下さったというのですね。そのときに、なぜ神がそのような勝ち目のない戦いで、アビヤを助け出して下さったのかを説明するのが、ダビデの子孫に与えられた「塩の契約」ということばです。かつて神は、ダビデにその子孫を永遠に守り祝福される約束を交わされましたが、アビヤは、その約束が今の自分にも有効である。というのも、腐敗を起こさない塩と一緒に交わされた永遠に変わることのない「塩の契約」だったからだと言っているわけです。そして神は、確かにその約束の真実さを、このエピソードで示されました。
 ここで思い出すべきは、イエス・キリストが十字架上で、私たちのために神と交わされた罪の赦しの契約です。キリストのゆえに私たちは神と和解し、神の祝福を受けるものとされたという約束です。それは、今も信じて受けるべき永遠に変わらない「塩の契約」なのです。では良き一週を祈ります。

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