ドルカス

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 死や命について考えているとき

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アップロード日
2019.06.25
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] テサロニケ人への手紙第一 4章13、14節
放送日
2019.06.25

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世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。今日は「ドルカス」という題でお話ししましょう。「ドルカス」とは、カモシカという意味を持った女性の名前です。本名は「タビタ」です。彼女は人々に良い働きと施しをしていました。使徒の働き9章、ペテロの巡回伝道の続きです。
 ところが、ドルカス婦人は重い病気にかかり死んでしまいました。ペテロ先生が来ていると聞いた仲間たちは、二人の人をペテロ先生のもとへ送り、すぐに来て下さいと頼みました。ペテロは到着するとすぐ、未亡人たちがペテロのそばに駆け寄ってきて、ドルカス婦人が生前作ってくれた下着や上着の数々を、泣きながらペテロに見せるのでした。
 それにしても、こんなにも良い働きや施しをしていたドルカス婦人が、重い病気になって死んでしまうかと思うと、悪人が元気で長生きしているという、この世の不条理を見ることがありますね。私たちには、どうしてかわかりません。すべては、摂理の神様の隠れた計画の中にあるのでしょうか。私たちは、「あの人が死んでくれてほっとした」などと言われないような人生を歩みたいものです。人々に惜しまれ、泣かれるような死にかたをしたいものですね。
 ところでペテロは、皆のものを外に出し、ひざまずいて祈りました。そして遺体の方に向いて、「起きなさい」と言いました。すると、彼女は目を開けて起き上がったのです。私たちの死は眠りであると、生前ペトロたち、弟子たちに語り、ラザロさんや十二歳の女の子を生き返らせました。キリストを信頼する人の死は眠りですから、ペテロは「ドルカス、起きなさい」と言われて目を開けさせたのです。私たちが毎晩床に入り、眠りから目覚めるのと同じです。ここに私たち人間の死後の希望があります。
 聖書の言葉です。「眠っている人たちについては、兄弟たち、あなたがたに知らずにいてほしくありません。あなたがたが、望みのない他の人々のように悲しまないためです。イエスが死んで復活された、と私たちが信じているなら、神はまた同じように、イエスにあって眠った人たちを、イエスとともに連れて来られるはずです。」テサロニケ人への第一の手紙 4章の13節、14節

コメント

内山桂子
とてもわかり安かったです。男性社会の只中でイエス様の喜ばれる生き方をした女性ですね。勇気づけられます。

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