教会は前進した

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.06.11
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 9章31節
放送日
2019.06.11

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世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。今日は、「こうして教会は前進した」という題でお話しましょう。まず、使徒の働き9章31節を朗読します。
 「こうして教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤ全地方にわたって平安を保ち、基礎がかたまり、主をおそれ聖霊にはげまされて歩み、次第に信徒の数を増して行った。」この聖書のことばは、いかに初代教会が前進し成長していったのか、その秘密が語られています。
 まず第一に、教会の前進は平安が保たれたことでしょう。平和と安らぎが保持されることです。どんなに豊かであっても、争いと不安があるなら、キリストの教会は前進することはないでしょう。イエス様も言われました。「平和をつくり出す人は幸いです。その人は神の子と呼ばれる。」また、かつての迫害者サウロは語っています。「あなた方は、できる限りすべての人と平和に過ごしなさい。」
 次に教会の前進は、基礎がかたまることでしょうか。家を建てる際にも、目に見えない基礎工事こそ大切ですね。うわ物がどんなに立派であっても、基礎が強固でなければ地震や洪水でうわ物は簡単に壊れてしまいます。キリスト教会の前進と成長のためには、目に見えない基礎がかたまることです。目に見えない基礎とは何だったのでしょうか。使徒の働きを学んできて、四つの言葉で言うことができるでしょう。信仰、希望、愛そして忍耐。目には見えませんが、キリストの教会にとっては大事な基礎です。
 そして第三に、教会の前進は、主を恐れ、聖霊に励まされ続けるという継続性ではないでしょうか。当時ローマ皇帝は主キュリオスと呼ばれ、神として恐れられあがめられていたのです。ところが、キリスト教会の信徒たちは、イエス・キリストを主キュリオス、神として恐れ敬っていました。ですから、キリストの教会には聖霊の励ましが日々必要でした。聖霊の火に燃やされなければ、主キリストに仕えることはできません。初代キリスト教会の前進と増加の秘訣は、現代のキリスト教会の前進と増加に当てはまるのです。

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