苦難からの叫びに応える神

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

もっと詳しく見る

アップロード日
2019.06.03
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 107篇5?9節
放送日
2019.06.03

いいね登録

     登録数:4

いいねリストを見る

世の光の時間です。お変わりありませんか。岩井基雄です。第一週の月曜日は、詩篇から学んでいますが、今日は詩篇107篇の前半から「苦難からの叫びに応える神」と題して、神に信頼する人生に心を留めてみましょう。
 この詩篇も、先の105篇や106篇と同様に、バビロン捕囚から帰還した人々に対し、主が様々な危機に際して恵みを示されたことに、感謝を捧げるように呼びかけている詩篇です。バビロン捕囚とは、神の民イスラエルが神に従わなかった故に、アッシリアや新バビロニアによって滅ぼされ、神の民が捕虜として敵国に引いていかれたことを示しています。確かにバビロン捕囚は神の裁きでした。主権者なる神様に従わず、罪を犯し続けた神の民を、神ご自身が戒められたのです。しかし敵国にあっても、彼らは守られ、敵の王からも信頼され、政治に関わるものも起こされていったのです。時に、苦難の中でこそ、私たちの信仰は守られ支えられていくのですね。しかも神様は、ご自身の民を哀れみ、敵国から解放し約束の地へと戻してくださったのです。それらのことをこの詩篇は次のように歌っています。「飢えと渇きによって 彼らのたましいは衰え果てた。この苦しみのときに 彼らが主に向かって叫ぶと 主は彼らを苦悩から救い出された。主に感謝せよ。その恵みのゆえに。人の子らへの奇しいみわざのゆえに。まことに主は 渇いたたましいを満ち足らせ 飢えたたましいを良いもので満たされた。」旧約聖書詩篇107篇5節、6節、8節、9節。
 神の民は敵国で、肉体的、精神的、また霊的に苦しみました。文字通り魂が衰え果てたのです。しかしその苦しみの中でこそ、彼らは主に向かって叫び、神様への信頼を取り戻したのです。そして主は、彼らを苦悩から救い出され、そればかりか、魂を満ちたらせ、良いもので満たしてくださったのです。聖書が語る神様は、あなたにもあえて苦しみを与えます。しかしその中で、あなたが誠の神である主に向かって叫び求めるとき、あなたを苦悩から救われるのです。それはあなたも、神である主に愛されているからです。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ