神なしで決断するダビデ

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2019.05.25
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 119篇124節
放送日
2019.05.25

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世の光の時間です。お聞きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今日お話するのは、旧約聖書のサムエル記第一 27章で語られている出来事です。
 長く続くサウル王からの逃亡生活の中で、ダビデは絶望的な気持ちになっていました。ダビデは心の中で、「私はいつか、サウルの手によって滅ぼされるだろう。ペリシテ人の地に逃れるより他に道は無い」と決断してしまったのです。不安に支配されたダビデの心には、神への信頼がなくなってしまったようです。ダビデはすぐに、ペリシテのガテの王ところに行き、彼の信用を得ようとします。ダビデはガテの都から遠く離れた辺境の地を攻めて、住民をすべて殺して、そこの家畜や財産を奪ったのでした。そしてガテの王には、イスラエルの南の地方に行ったなどと言って彼を騙し続けました。
 サムエル記には、このようなダビデの行動の是非については何も語られていません。しかし、神はこの時、ダビデが行ったことを見逃してはおられなかったと思います。この後、しばらくしてサウル王がペリシテ人との戦いで死んでしまいます。サウルの死後、イスラエルに戻ったダビデはイスラエルの王となります。王となったダビデは、神のために神殿を立てようとします。しかし、その時、神はダビデに言われました。「あなたは多くの血を流し、大きな戦いをしてきた。あなたがわたしの神殿を立ててはならない。わたしの前に多くの血を流してきたからである。」
ダビデは神に言われた通り、神殿建設から手を引きました。神はダビデを正しく裁かれたのです。ダビデはその裁きに従いました。
 旧約聖書詩篇119篇124節で、作者は神にこのように願っています。「あなたのしもべを取り扱ってください。私にあなたのおきてを教えてください。」神は人を正しく取り扱ってくださるお方です。ですから、神を信じるものは、「私にあなたのおきてを教えてください」と願い、神のことばを聞くのです。
 明日は日曜日です。神のみことばを聞くためにお近くのキリスト教会の礼拝にいらして下さい。

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