彼は主に信頼していた

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.05.22
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 列王記第二 18章5節
放送日
2019.05.22

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世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むごとに、不思議にも自然と養われていくものがあるものですね。では今日も聖書を開いてまいりましょう。
 今日は、列王記第二 18章5節から、「彼は主に信頼していた」と題してメッセージをお伝えいたします。
「彼はイスラエルの神、主に信頼していた。彼の後にも前にも、ユダの王たちの中で、彼ほどの者はだれもいなかった。」
 当時、イスラエル北王国が、アッシリア帝国に滅ぼされ、続いて、ユダ南王国もその勢いに飲み尽くされそうな状況がありました。しかしヒゼキヤは、その絶体絶命の危機の状況にあって、神に助けていただく信仰に立つのです。望み得ない時にこそ神に望みを持つ。それは、よく語られることですが、実際に、そのように確信に立ち続けることができるかどうかは別問題です。けれどもヒゼキヤは、そのような状況にあって神を仰ぎ、神に心を開き、神の哀れみによって、この危機を乗り越える覚悟を明らかにしました。そして主に信頼したその姿勢を高く評価されて、聖書に記録される王様となったのです。
 実際に、彼はどのようにこの時を過ごしたのか、次の19章にそれは詳しく描かれています。彼は降伏をすすめるアッシリアの手紙を手にすると、それを主の宮に携えていって、主の前に広げて祈ったとされます。彼は悩まず、嘆かず、ただその危機的な状況をありのままに神に訴え、助けを求めました。彼は、単純に自分の無力さの中で、神によりすがったのです。
 結果、アッシリアの軍隊から彼は救い出されます。それは神の不思議でした。さらに神は、この時、荒れた畑は修復され、しばらく途絶えていた収穫が再開し、下に根を張り、上に実を結ぶと祝福を約束されました。
 人生には、身内も友人も助けにはならない、組織も助けにはならないことがあります。そして、下に根を張る余裕など全く考えることなどできず、なす術尽きて、ただ坂を転げ落ち、すべて失っていくだけの思いにとらわれることもあるものでしょう。しかし、どのようなどん底にあっても上を見上げましょう。天地を作られた神に望みはあるのです。では良き一週を祈ります。

コメント

beth-ciao
既聴

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