サウロの回心-2  なぜ私を迫害するのか

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.05.07
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 9章
放送日
2019.05.07

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世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。
 今日は「サウロの回心-2  なぜ私を迫害するのか」という題でお話ししましょう。
 サウロは、息を弾ませながらキリスト信徒たちを外国のシリアのダマスコまで追いかけてきました。彼らを見つけ次第、男女の別なく縛り上げて、エルサレムに引っ張ってくるためでした。使徒の働き9章です。
 ダマスコの町に近づいた時でした。突然、天からまぶしい光が差して、サウロをめぐり照らしたのです。サウロは、その光の明るさのゆえに目が見えなくなったのです。その時です。「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか。」と呼びかける声を聞きました。サウロはとっさに、「主よ、あなたはどなたですか。」とたずねたのです。サウロは、その声の主が、自分がずっとずっと信じて従ってきた主なる神であることを、失明の中で悟ったのです。するとこたえがありました。「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。さぁ立って、町に入っていきなさい。そうすれば、そこであなたのなすべきことが告げられるであろう。」
 サウロが脅迫し迫害し苦しめていたのは、キリスト教徒たちでした。しかし、サウロは自分の信頼していた主なる神様を、脅迫し、迫害し、苦しめていたのです。神様に対して敵対していたことになりますね。しかし同時に、主なるイエス様が、サウロの犯行と悪行を受け止めていてくださったことに、サウロは失明の中で気づかされたのではないでしょうか。この主イエスは、ご自分を信頼し従うキリスト教徒たちの苦しみを受け止めながら、迫害者サウロの悪行をも受け止めておられたのです。主イエスの十字架と復活は、この私のためだとサウロは悟りました。
 さて、サウロの同行者たちは、声だけは聞こえましたが、誰も見えません。サウロは地から起き上がり、目を開いてみましたが、何にも見えませんでした。そこで仲間たちは、サウロの手を引いて連れて行きました。サウロは三日間、目が見えず、また、食べることも飲むこともしませんでした。暗闇の中で断食と主なる神様への祈りをするサウロに、これからなすべきことが告げられて行くのです。続く。

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