人を赦し、祝福する者へ

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2019.04.08
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 創世記 50章18?21節
放送日
2019.04.08

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世の光の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。
 第二週の月曜日は、旧約聖書に登場するヨセフの人生について学んできました。ヨセフの生涯は、今日が最後となります。
 父ヤコブの死を迎え、兄たち家族と一緒に父を丁寧に葬ったヨセフでした。しかし父ヤコブの死は、ヨセフの家族に新しい緊張を与えました。兄弟の間を取り持つ親の存在がなくなる時、子どもたちの過去の出来事が、様々な人間関係に影響を与えることはどの時代でも共通ですね。ヨセフの報復を恐れる兄たちに対し、ヨセフは次のように語りかけました。聖書はこう語っています。「兄弟たちも来て、彼の前にひれ伏して言った。『ご覧ください。私たちはあなたの奴隷です。』ヨセフは言った。『恐れることはありません。あなた方は私に悪を謀りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとしてくださいました。それは今日のように、多くの人が生かされるためだったのです。』このように、ヨセフは彼らを安心させ、優しく語りかけた。」旧約聖書 創世記50章18節?21節 ヨセフを恐れる兄たちは、ヨセフの前にひれ伏し「私たちはあなたの奴隷です。」と語りました。
 しかしヨセフは、自分をエジプトに売り飛ばした兄たちを赦すだけではなく、聖書が語る神様は、人間の悪しき謀さえ良いことのための計らいとしてくださり、私たちだけではなく多くの人々が生かされるために用いてくださったのだと語ったのです。一連の出来事を、人間の視点ではなく神様の視点で語り、神様の主権を認め、赦しと祝福を兄たちに与えたのです。様々な苦難を通る中でヨセフは、どんな物事の背後にも主権者なる神様の御手と導きがあることを確信していたのですね。
 どのような出来事が私たちを襲い、人々に裏切られるような痛みを通ろうとも、神様に信頼し、神様の視点で全ての物事を見るときに、私たちは心から人を赦し祝福を与えるものとされるのです。聖書の言葉「悪に対して悪を返さず、侮辱に対して侮辱を返さず、逆に祝福しなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのです。」新約聖書 ペテロの手紙第一3章9節
 神様の祝福を豊かに受け取り、また他のどんな人にも届けるものとさせていただきたいと思います。

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