無条件の愛の力で起き上がる

出演者
水谷潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2022.09.23
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 章
放送日
2022.09.23

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。今週番組を担当する愛知県にあります春日井聖書教会協力牧師の水谷潔です。
新約聖書のヨハネの福音書5章の前半には、イエス様とベテスダという名前の池に伏せっていた男性との出会いが記されています。
その男性は38年もの間病気で苦しんでいました。このベテスダの池には水が動くことがあり、その時に「水が動いたとき最初に入った者は病気が癒やされる」という言い伝えがありました。ですから、その男性は癒やされることを願い、長い間、池の近くで寝床に伏せっていました。
しかし、池に最初に入ることができずにいて、イエス様から良くなりたいかと問いかけられても、良くなりたいと答えることができませんでした。
この池の名前であるベテスダとは「愛の家」という意味です。しかし、その愛は条件つきの愛でした。なぜなら、水がかき回されたとき一番先に入った人だけが癒やされるという愛だったからです。
そこには、むしろ愛とは正反対の残酷な現実があったでしょう。水が動くたびに一番に入った一人を除いたすべての人が失望したことでしょう。そこは、一番の人だけが愛を受ける条件つきの愛の世界だったのです。一番の人だけが、人より先を走る人だけが、頑張った人だけ、優れた人だけが、愛を受けることができる世界。それは、まさに私たちが今、生きているこの世界そのものではないでしょうか。
その中で一番になれない自分がいます。人より優れているわけではない、残念な自分を見せつけられることもあります。そして、次第に良くなりたいという本来の思いを失っていきます。しかし、イエス様は良くなりたいという思いも失い、人より早く動くこともできないようなこの男性を選んでくださいました。まさに無条件の愛です。そして、彼に近づき、問いかけ最後に語りかけられました。「起きて床を取り上げ、歩きなさい」そのことばは彼の病を癒やしました。
彼は自力で起き上がり、歩き始めたのです。そうです。イエス・キリストを迎えた人生は本当の意味でのベテスダ(愛の家)になります。イエス様は無条件でありのままの私たちを愛し、立ち上がらせてくださいます。あなたもイエス様の無条件の愛を受け、それに応えて立ち上がりませんか。そして、イエス様とともに新しい歩みを始めませんか。

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