ルカの福音書-77 権威ある言葉①

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき

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アップロード日
2021.11.01
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 4章
放送日
2021.11.01

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。今週の箇所、ルカ4章では、カペナウムという場所でのイエス様の宣教の働きが記されています。
カペナウムは、イエス様が非常に愛された町であり、イエス様の宣教の拠点の一つでもありました。カペナウムの人々は、イエス様の説教に驚き、権威があったと反応し、語られたイエス様の手応えもあったでしょう。会堂から帰る人々が「権威があったね」と分かち合っている。イエス様もとても語りがいがあったのではないかと思います。
私も、ラジオ「世の光」の集まりで全国各地での説教の奉仕をさせていただきます。各地に喜んで出かけて行きます。マイクに向かってお話しするのとは違って、お顔を見ながら語ることができる、聖書のことばを喜んでおられる姿に出会えます。全国各地にカペナウムの会堂があることを感謝しています。
さて、カペナウム会堂でも大変なことが起こりました。突如、会堂に汚れた悪霊につかれた人がいて、大声でわめいたのです。「ああ、ナザレ人のイエス。一体、私たちに何をしようというのです。あなたは私たちを滅ぼしに来たのでしょう。」悪霊にとらわれている人が出てきます。少し不気味で、少し怖いような気持ちもする箇所です。
悪霊とは、神様に逆らう力です。神の御心には従わない力があります。神様の支配に抵抗する力です。この世の中には、神様を礼拝することから遠ざけようとする力があるのです。悪霊は言いました。「一体、何をしようというのか。」このことばは、「あなたと私の間に何があるというのか。関係ないではないか。」という意味です。「何の関係もないではないか。」イエス様の存在はあまりにも聖く、権威あるその力はかえって悪霊の存在を引き出すのです。悪霊の力にとらわれている者を刺激するのです。
では、いったい何が呼び覚まされたのでしょうか。悪霊とはダイモニアンということばです。その意味は、「運命を分ける力」という意味のことば、「人の力を超えた宿命」とも言える自分の人生をあきらめざるを得ないと思わせる力、そのもののことです。私たちも、自分の人生をあきらめたくなってくるときがあります。そこで、イエス様のことばがどのような力を持って私たちの事を助けてくださるのか。今週は、ここからご一緒に聖書のことばを学んでいきましょう。

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