彼女を見つけた

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 眠れないとき

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アップロード日
2021.10.12
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 創世記 16章7節
放送日
2021.10.12

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は創世記16章7節から「彼女を見つけた」と題してメッセージをお伝えいたします。
「主の使いは、荒野にある泉のほとり、シュルへの道にある泉のほとりで、彼女を見つけた。」
昨日から「イスラエルの父」とも言われたアブラムを取り上げています。彼は、信仰の人であり、神のことばを素直に、かつ真剣に受け入れた人です。ところが、彼の妻サライは逆でした。彼女は、目に見えない神を信頼することができなかったのです。しかし、状況を考えると無理もないのかなと思うところもありますね。
サライは、神に子を産むことを約束されましたが、もうすでに子を産むのは難しい年齢でした。そこで、サライは自分ではなく、当時の習慣に従って女奴隷に子を産ませる方が良いと考えたのです。結果、アブラムもそれに同意していますね。信仰の人アブラムもサライの不信仰に引きずられてしまいました。
ともあれ、このように神を信じず人間的な方法で子どもを得た結果は、人間的な混乱でした。女奴隷のハガルは、身ごもると女主人のサライを軽く見る思わぬ事態が生じたのです。女主人サライは、このハガルの態度に我慢がならず、いじめ、最終的には子どもといっしょに家を追い出してしまったのでした。子どもを抱えながら、サライのもとから出ていったハガル。彼女に行く当てもありません。眼前には、乾燥した荒野が広がるのみでした。
女主人の思いつきに人生を振り回されて絶望的な状況に捨て去られる。なんとも、かわいそうです。
けれども、聖書はそんなハガルを主の使いが見つけたとあります。そして、女主人のもとに帰って、へりくだるようにと助けてくれるのです。そして、ハガルは守られました。印象的なのは、絶望的な状況に捨て去られたハガルを見つけ出してくださった神がおられることですね。私たちの信じる神は、消え去りそうな人を見つけだし、人生のセカンドチャンスを繋いでくださる方だと心得たいものです。では、今日も良き一日となるように祈ります。

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