しもべたちは知っていた

出演者
山本陽一郎
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2021.09.22
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 2章9節
放送日
2021.09.22

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、山本陽一郎です。昨日に続いて、カナの結婚披露宴での出来事を見てみましょう。
裏方さんたちが、イエスの指示に従って汲んだ水。それを飲んでみると、極上のぶどう酒になっていた。集まっていた客は皆、おいしいぶどう酒だったなと喜んで帰って行きました。ただ、水を汲んだ裏方さんたちの思いは客のそれとは、またちょっと違うものだったはずです。
ヨハネの福音書2章9節には、こう書かれています。「汲んだ給仕の者たちはそれがどこから来たのかを知っていた」
彼らが体験したのは、はるかに大きな驚き、また深い感動でした。何故なら、知っていたからです。どこから、そのぶどう酒が来たのか。
さっき自分たちが汲んだ水が、ぶどう酒に変わった、今ここでイエスの素晴らしい奇跡が行われたという事実を。やった人だけが体験できることってあります。祈り続けた人だけが、味わえる真実な答えがあります。神が働かれるとき、どんなに素晴らしいことが行われるかを、その人たちは身をもって経験できるのです。私たちも主に信頼して、自分に与えられた働きに励み、祈りを重ねていきましょう。
そして、今日もう一つ確かめたいメッセージは、神の御業を待つことの大切さです。言い換えると、委ねるということです。考えてみれば、裏方さんたちが置かれた状況というのは、人間的に見ればピンチ以外のなにものでもありませんでした。客が大勢いるのに、ぶどう酒が切れてしまったのです。どうしようもない状況です。
でも、そこでイエスは奇跡を行われました。人間、誰でもピンチを経験することはありますし、心配事もあります。私自身も自分のシナリオにこだわって、自分の力で心配事を解決しようとして焦り、苛立ち、苦しむという経験を何度もしてきました。
けれども、忘れないでいたいのは解決してくださる神が、私たちとともにいてくださるという事実です。自分が今、見えていることだけで結論を決めず、神が与えてくださる希望があると信じましょう。私たちの人生を導いてくださるお方は、今あなたの場所にいてくださいます。

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