イタリア行きの舟で
- 出演者
- 板倉邦雄
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
- タグ
-
- 不安や恐れを感じているとき
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- アップロード日
- 2021.09.10
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[新約聖書] 使徒の働き 27章
- 放送日
- 2021.09.10
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。今日は、「イタリア行きの船で」という題でお話ししましょう。
ローマ皇帝カエサルに上訴したパウロは、いよいよ船で、イタリアのローマを目指すことになります。使徒の働き27章に入りました。
さて、囚人パウロは船でイタリア行きが決まりました。医者のルカとテサロニケ教会のアリスタルコも同行します。パウロの他にも、囚人数人がローマの百人隊長ユリウスに託されました。そして、アジア沿岸の各所に寄港することになっているアドラミティオの船に乗り込んで、カイサリアの港を出帆したのです。
次の日、シリアの沿岸シドンに入港しました。百人隊長ユリウスは、パウロを親切に取り扱い、パウロがシドンの友人たち宅を訪れ、パウロを歓迎することを許したのです。いわゆる外出を許可しました。それだけ囚人パウロは、百人隊長の信頼を得ていたのです。もし逃げたら、百人隊長の首が飛ぶことになるのですから。
それからパウロ一行は、シドンの港から船出し、リキア地方のミラに入港しました。ミラの港で乗り換えて出航した後、幾日もの間、のろのろと船の進みが遅くて、パウロ一行はかろうじて、小アジアのクニド半島の沖合に到着しました。風が船の行く手を阻むので、クレタ島のサルモネ岬からクレタ島の島影に沿って航行しながら、かろうじてクレタ島の南岸にありました、「良き港」と呼ばれる港に着いたのです。
さて、今から二千年前の船旅の情景が描かれていました。風と潮の流れだけが頼りです。風が出てくると、帆をあげて前に進みます。風のないときは、潮の流れに任せて進み、進めない時は碇をおろして、しばらく停泊するのです。
私たちは、自然の営みの中で自分たちを委ねて、自然の法則に逆らうことなく生活しなければなりません。私たちにとっては不便であっても、自然の営みとともに生きて生活していたのです。現代の便利の時代にあって、不便に生きることは、とても大切なことかもしれませんね。それは、この世界の創造主である神とともに生きることになります。
ローマ皇帝カエサルに上訴したパウロは、いよいよ船で、イタリアのローマを目指すことになります。使徒の働き27章に入りました。
さて、囚人パウロは船でイタリア行きが決まりました。医者のルカとテサロニケ教会のアリスタルコも同行します。パウロの他にも、囚人数人がローマの百人隊長ユリウスに託されました。そして、アジア沿岸の各所に寄港することになっているアドラミティオの船に乗り込んで、カイサリアの港を出帆したのです。
次の日、シリアの沿岸シドンに入港しました。百人隊長ユリウスは、パウロを親切に取り扱い、パウロがシドンの友人たち宅を訪れ、パウロを歓迎することを許したのです。いわゆる外出を許可しました。それだけ囚人パウロは、百人隊長の信頼を得ていたのです。もし逃げたら、百人隊長の首が飛ぶことになるのですから。
それからパウロ一行は、シドンの港から船出し、リキア地方のミラに入港しました。ミラの港で乗り換えて出航した後、幾日もの間、のろのろと船の進みが遅くて、パウロ一行はかろうじて、小アジアのクニド半島の沖合に到着しました。風が船の行く手を阻むので、クレタ島のサルモネ岬からクレタ島の島影に沿って航行しながら、かろうじてクレタ島の南岸にありました、「良き港」と呼ばれる港に着いたのです。
さて、今から二千年前の船旅の情景が描かれていました。風と潮の流れだけが頼りです。風が出てくると、帆をあげて前に進みます。風のないときは、潮の流れに任せて進み、進めない時は碇をおろして、しばらく停泊するのです。
私たちは、自然の営みの中で自分たちを委ねて、自然の法則に逆らうことなく生活しなければなりません。私たちにとっては不便であっても、自然の営みとともに生きて生活していたのです。現代の便利の時代にあって、不便に生きることは、とても大切なことかもしれませんね。それは、この世界の創造主である神とともに生きることになります。
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