クリスチャンになる

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2021.09.09
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 26章
[新約聖書] 使徒の働き 2章38節
放送日
2021.09.09

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。今日は「クリスチャンになる」という題でお話ししましょう。
 パウロは今、手と足を鎖につながれて、ローマ総督フェストゥス、ユダヤの王様、ヘロデ・アグリッパ夫妻、そして千人隊長やカイサリアの市の市議たちの前で弁明をしてまいりました。しかし、弁明というよりは、列席のすべての人たちが、自分のようになってもらいたいという証の伝道ではなかったでしょうか。使徒の働き26章の最後です。
 さて、パウロの弁明を聞いたローマのフェストゥス総督は、大声を張り上げて言います。「パウロよ、おまえは気が狂っている。博学が、おまえを狂わせているのだ。」
 パウロは答えました。「フェストゥス閣下、私は気が狂ってはいません。私は、まじめな真実なことばを語っているのです。ところで、アグリッパ王よ、あなたは預言者を信じますか。預言者の語った約束を信じておられると思います。」
 アグリッパ王はパウロに言いました。「おまえは少し説教しただけで、私をクリスチャンにしようとしているのか。」「いいえ、説くことが少しであろうと、多くであろうと、私が神に祈るのは、ただアグリッパ王よ、あなただけではなく、今日、私のことばを聞いた人々もみな、私のようにクリスチャンになって下さることです。」パウロの今までの弁明は、列席者のすべての人々が、パウロのようなクリスチャンになってもらいたいための弁明だったのですね。
 クリスチャンとは、口を開けばキリスト、キリストと語るために、当時の人々があだ名で呼んだのがクリスチャン、キリストにひっつくものの意味となりました。ですからクリスチャンになるとは、イエス・キリストに結びつく人となることでした。イエス・キリストを信頼して生活するようになる人です。そのためにパウロのように、神に対する悔い改めをして、神に立ち返ることが求められました。神への悔い改めと、そして、救い主であるイエス・キリストへの信仰です。この二つが、クリスチャンになる条件だとパウロは説教しました。
 ペテロの説教を思いだしてください。使徒の働き2章にはこうあります。「悔い改めなさい。そして、あなたがたひとりびとりが罪のゆるしを得るために、イエス・キリストの名によって、バプテスマを受けなさい。そうすれば、あなたがたは聖霊の賜物を受けるであろう。」(口語訳聖書)

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