神が心配してくださる

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき

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アップロード日
2021.08.24
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ペテロの手紙第一 5章7節
放送日
2021.08.24

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 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は、ペテロの手紙第一 5章7節から「神が心配してくださる」と題してメッセージをお伝えいたします。
 「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」
 ペテロはこの5章で、信徒たちにキリスト者としての一般的な心について語っていますね。大きく4つあります。「従うこと」「謙遜であること」「神に委ねること」そして「悪魔に抵抗すること」です。
 今日は、3番目の「神に委ねること」を考えてみましょうね。ペテロは、思い煩いを神にゆだねるようにと語っています。しばしば人は、心に抱えきれない重荷をもつと、口数が多くなるといいます。自分の心に収まらないものを収めようと無理をするので、誰かに助けてもらいたくなるのですね。結果、誰かに頼るのみならず、自分の悩みに人を引きずり込んでしまうことがあるものでしょう。
 しかし、人は弱く、他人の重荷まで背負いきれないものです。その深い、重たい、固有の重荷を本当に心配し、いとわずに配慮してくれるのは、神以外にはいません。ですから、ああだ、こうだと口を開いて、またその悩みと嫌みを言われるよりは、旧約聖書にあるハンナのように、神の前に心を注ぎ出して祈り、神にゆだねていけることがよいのですね。そのように祈り込んで、神が本当に心配し助けてくださると確信できる経験はとても大事です。その経験の積み重ねが、信仰を強く成長させるからです。
 PBAの宣教70周年ということで、私はその歴史の中の一端、約16年、この働きに携わってきました。その間、私のメッセージに対するレスポンスといいますか、お便りを度々受けましたが、やはり記憶に残っているのは、私のメッセージをきっかけにして、神に心を向けて、神との祈りの中で、種々の悩みを解決したと語ってくださるお便りでした。
 今日も一人ひとりが、神の解決を求めて、神に向かうことを願うところですね。では、良き一日となるように祈ります。

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