壊れた器の新しい輝きとカ

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2021.08.18
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] コリント人への手紙第二 4章6,7節
放送日
2021.08.18

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 「世の光」の時間です。お変わりありませんか、岩井基雄です。村田珠光から、武野紹鴎を経て、千利休が完成させた「わび茶」の世界には、質素な器などに美を見い出す美しい文化がありますね。利休が教えた「わび茶」に、キリシタン大名たちによるキリスト教の文化や、聖書の影響を指摘する学者も少なくありません。
 さらに古い日本の文化に、「金継ぎ」があります。「金継ぎ」は、器の割れや欠け、ひびなどの破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法で、「金繕い」とも言われます。欠けたところが、漆で継ぎ合わされ、金で飾られた器は、より味わいのある陶器へと生まれ変わります。諸外国の人たちに感銘を与える人気の文化ですが、そこに、キリストにある新しいいのちに生まれ変わった姿を覚えるという方も少なくないのです。
 昨日も紹介した聖書のことばを改めて紹介し、その続きに注目したいと思います。
 「『闇の中から光が輝き出よ』と言われた神が、キリストの御顔にある神の栄光を知る知識を輝かせるために、私たちの心を照らしてくださったのです。私たちは、この宝を土の器の中に入れています。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものではないことが明らかになるためです。」新約聖書 コリント第二の手紙4章6節、7節
 欠けの多い土の器の中に与えられた、キリストにある神の栄光を知る、知識の輝きは、私たちの闇の心を照らし、そこから、光が輝き出るようにしてくださるのですが、その宝はキリストにある新しいいのちであり、はかり知れない力を、私たちに与えるというのです。しかも聖書の原文では、ダイナマイトにもつながる「デュナミス」というギリシャ語が、この「力」に用いられているのです。
 新しいいのちの輝きをもって、私たちを新しい器とし、神が与えてくださる、はかり知れない力によって、私たちは、どんな苦難をも乗り越えていけると、聖書は語っているのです。
 イエス・キリストにある新しい人生、欠けが埋め合わされるだけではなく、内なる輝きと力をもって、私たちの歩みを造り変えてくださる、その人生が、キリストにあって、あなたにも用意されているのです。あなたも、キリストにある新しい人生を歩みませんか。

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