迫害する者がみことばを宣教する者に

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2021.08.13
カテゴリ
人物・人生
放送日
2021.08.13

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 「世の光」の時間です。羽鳥頼和です。
 ある新宗教団体に興味を持ち、その団体が独自に放送していたラジオ番組を聴こうとした人がいました。チューニングをしていると、たまたま「世の光」の番組を聴きました。そしてキリスト教に興味を持ち、その方は、キリスト教会に行くようになったのです。後に、その新宗教団体は、非合法な活動をしていきました。この方が「世の光」ではなく、その番組を聴き続けていたら大変なことになっていたと思います。神は大胆な方法で、神のことばを届けるお方だと思いました。
 今週、お話ししているパウロも、神による大胆な方法で、神のことばを伝える宣教師となりました。パウロは、旧約聖書を熱心に学び、その教えに厳格な律法学者でした。彼は熱心のあまり、キリスト信者たちを迫害していました。そんな彼に、復活されたキリストが語りかけました。彼は、キリストのことばを聞き、この方が旧約聖書で預言されている神の御子、救い主であることを信じたのです。
 パウロ自身、神のことばを大胆に語りました。反感をあらわにした人々に対しても、彼は神のことばを語ったのです。そのために騒動が起こりました。それを監視していたローマの千人隊長は、パウロを捕らえて、むちで打って尋問をしようとしました。ところが、パウロがローマの市民権を持っていることを知ると、隊長は、むち打ちの命令を取消ました。市民権を持つ者は、正式な裁判を受ける権利があったからです。
 パウロは裁判で、神のことばを語る機会を与えられました。ローマの市民権は、ローマの法律による様々な特権がありました。ローマの市民権を持つ人は、結婚や財産が法律で守られ、選挙権、被選挙権がありました。裁判を受ける権利があり、判決に不服があれば、ローマ皇帝にも上訴できました。
 私たちは、このようなローマの市民権よりも、もっとすばらしい権利を持つことができます。それは、神の国の市民となることです。イエス・キリストを信じるならば、その人は神の国の国籍をいただいて、必要なものはすべて与えられ、神の守りと導きをいつも受けることができるのです。

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