遠くまで届く神のことば②

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2021.08.10
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 16章31節
放送日
2021.08.10

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 「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
 私の友人は、子どもの頃、田舎に住んでいました。自宅から半径10キロ以内にキリスト教会はありませんでした。そんな彼が、高校生のときに、ラジオを聴いて教会へ行くようになりました。彼は、神のみことばを聞いて、イエス・キリストを信じました。教会から遠く離れたところにいる人に、神のみことばが届いています。
 今日は、エルサレムの教会の指導者であったヤコブについてお話しします。ヤコブはイエスの弟です。家族は近くて遠い存在です。彼は、最初からイエスを神の御子、救い主キリストであると信じていたわけではありません。イエスが十字架で死ぬ以前には、信じていませんでした。イエスの郷里のナザレの人々は、宣教なさるイエスのことばを聞いて、「この人は大工の息子ではないか。」と言って、イエスのことばを信じようとしませんでした。イエスの弟たちも同じだったのです。イエス自身、「預言者が敬われないのは、自分の郷里と家族の間だけです。」とおっしゃっています。
 ヤコブは、イエスと小さいころから家族として過ごしたわけですから、自分の兄であるイエスを、自分の神であると信じることは、とても難しいことだったと思います。そんなヤコブは、十字架で死んで復活されたイエスに出会い、イエスを信じることができました。イエスが十字架につけられる以前に、旧約聖書で預言され、ご自分でも語っておられたとおりに、イエスは十字架につけられて死んでから、三日目によみがえられました。ヤコブは復活されたイエスに会い、イエスのことばを信じたのです。
 「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」とのみことばを思い出します。神は、イエスの家族を救われました。ヤコブは、パウロの伝道旅行の報告を聞きました。ユダヤ人だけでなく、多くの外国人、異邦人が、イエス・キリストを信じて、各地にキリストの教会が建てられたことを聞いたヤコブたち、教会の人々は、神をほめたたえました。

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