金婚式を迎えて

出演者
菊地百合子(山形ホーリネス教会 牧師)
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • イースター

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アップロード日
2021.07.08
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 127篇1節
放送日
2021.07.08

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 「世の光」の時間です。お元気でしょうか、山形ホーリネス教会の菊地百合子です。
 2005年、私の両親は金婚式を迎えました。二人は、岡山県と大阪の遠距離見合いでした。結婚式は自宅で、両家の親族だけで挙式をするささやかなものでした。当時父は、教会に行き始めたばかりの求道者でしたので、結婚式はキリスト教会であげませんでした。ですが、父が結婚前にしたことは、やがて妻になる母に、この番組を作っているPBAの聖書通信講座を受けるように導くことでした。
 父はまだ洗礼を受けてませんでしたが、聖書通信講座で、既にキリストを救い主として信じ受け入れていました。そこで母にもキリストを信じるようにとの願いから、聖書通信講座を受けるようにすすめたのでした。
 そして二人は結婚しました。父が教会に行き始めて、二カ月経った頃のことでした。結婚後、両親は、毎週日曜日には礼拝に出席しました。そして結婚三カ月後のイースターに、父は念願の洗礼を受けました。それから半年後の10月に、母も洗礼の恵みに預かったのです。その時、母のおなかの中には、八ヶ月の胎児が宿っていました。
 その年の12月、長男が生まれ、牧師によってイサクという聖書の登場人物から取った名前が与えられました。その長男は、地区の1歳児の健康優良児として、540人の中から一人選ばれて表彰されました。これは驚くべき恵みでした。当時、両親は貧しい生活を送っており、四畳半一間のアパートに、親子三人が暮らしていました。授賞式にふさわしい服が買えなくて、母は、一晩でベビー服を編んだと何度も聞かされました。
 この事象を、教会の牧師が喜び、「四畳半の優良児」と呼び、神の恵みをほめ讃えました。その後、両親には私を含め、二人の娘が与えられ、それぞれ神の恵みの中にあって、信仰が継承され、祖父母も洗礼を受け、天に召されたことも恵みでした。
 「主が家を建てるのでなければ建てる者の働きはむなしい。主が町を守るのでなければ守る者の見張りはむなしい。」詩篇127篇1節
 父が救われたことによって、わが家はキリストを信じる家族となり、神様の恵みによって生かされてきました。皆様の上に、神様の恵みがありますように。

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