福音に生きる幸い

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2021.07.03
カテゴリ
人物・人生
放送日
2021.07.03

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 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。この「世の光」を制作しているのは、PBA太平洋放送協会です。聖書のことばを、地域の教会とともに届ける働きを、70年に渡って行ってきました。そこで今週は、私がどのようにしてこの働きに関わり、どんな思いで番組に携わってきたのかを、お話しをしています。
 私は「世の光」で、聖書のことばを語っていますが、長い間、牧師としての働きをしてきました。ある人が、「やぁ、牧師はいいよなぁ!仕事は、日曜日の礼拝だけしてればいいんだから。」そういうふうに言われた方がいましたが、まんざら、外れてはいないかなとも思っています。もちろん、細々としたことはたくさんあるのですけれども、でも大切な牧師の働きは、定期的に開かれる礼拝の中で、聖書のことばを語るということです。ですから私は、放送で語り、また教会でも語らせていただいています。これは私にとって大きな喜びです。
 時々、「あの人は、言うことと行っていることが全く違っている。」と非難することがありますよね。私も自分に時どき、問うてみるんです。「お前は、毎週語っている聖書のことばに本当に生きているか」と。もし私が、番組や礼拝でこのようなことを語ったらどうでしょう。「皆さん、私たちは宗教的な戒めを厳守しなければいけません。道徳的にも完全で、清く、正しく、すべての人を愛し生きていくのです。」こんな風に語ったら、すぐに言われますよね。「関根さん、あなたは自分でそのように生きていますか?」って。
 もし私たちが、ただの戒律を語るのであるなら、その中で生きていく幸いを見いだすことは難しいです。しかし私たちは、戒律の世界で生きているのではありません。イエス様が、私たちの罪をすべて背負い、十字架についてくださり、三日目に復活され、「共に歩もう。私は決して、あなたを見捨てることはない。」と招いてくださった、その招きに答えて生きることです。
 福音に生きるということは、あなたにとっての最良の喜びの知らせを受け取りながら、生きていくことです。ある方は、「クリスチャンになると、いろんなことができなくなってしまって、不自由になるんじゃないですか?」このように心配される方がいます。心配無用です。私たちにとって、もっとも肩の力を抜きながら、「安心して生きていくことができるからこそ、聖書の救いのことばは、「福音」、「良き知らせ」と呼ばれているのです。

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