真に「世の光」である方

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき

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アップロード日
2021.06.16
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 1章1-5節
[新約聖書] ヨハネの福音書 1章9,12節
放送日
2021.06.16

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 「世の光」の時間です。お元気ですか、岩井基雄です。
 「世の光」の最初の放送は、1952年に、富山の北日本放送からの「暗き世の光」だったそうです。「暗き世」との表現はなくなりましたが、私たちは今も、暗き世の中を歩んでいますね。新型コロナ変異株の問題、経済の行き詰まりや格差の現実、人との交わりの希薄さは心を暗くします。しかし、暗ければ暗いほど、光は輝き、闇は光によって消え去ることを覚えたいのです。
 神の御子であり、神の在り方を後にして、人となられたキリストを聖書は、「ことば」という表現でこう語っています。
 「初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。すべてのものは、この方によって造られた。この方にはいのちがあった。このいのちは人の光であった。光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。」新約聖書 ヨハネの福音書1章1節~5節
 これを記したのは、キリストの十二弟子の一人ヨハネです。彼は三年余り、共に生活をしたキリストについて明確に記しています。それは、キリストは最初から存在し、全てを造られた神ご自身であること。また、この方にこそ真のいのちがあり、そのいのちは人の心を照らし、その闇を光に変えてくださるという宣言でした。
 そして、闇は決して、まことの光であるキリストに勝てないこと、それこそ、ヨハネの確信でした。どんなに闇が深くとも、まことの光であるキリストを通して、人の闇も、世界の闇も、いのちの光へと導かれるのです。キリストは死からよみがえった勝利の主だからです。
 ヨハネは、こう続けます。「すべての人を照らすそのまことの光、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。」ヨハネの福音書 1章9節、12節
 どのような闇が、世の中に、また私たちの心の中にあろうとも、私たちが、まことの光であるキリストを受け入れ、キリストこそ、自分の罪のために十字架にかかってくださった方だと信じる時、神は、私たちに、まことのいのちを与え、永遠の喜びとともに、神の子どもとなる特権を与えてくださるのです。

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