たった一人が大切

出演者
黒木昭江(富田キリスト教会、金山キリスト教会 牧師)
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき

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アップロード日
2021.06.09
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 18章14節
放送日
2021.06.09

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 「世の光」の時間です。今週は、名古屋にある金山キリスト教会と富田キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けしています。
 あなたは、かけがえのない大切な存在です。そう言われて、「はい、そのとおりです。」と答えることができますか。聖書にイエス・キリストがなさったこんな話があります。
 ある羊飼いが、百匹の羊を飼っていたのですが、一匹が行方不明になります。羊飼いは、そのたった一匹のために、どこまでも探し歩くのです。ようやくその羊を見つけた時、羊飼いは、大喜びで羊を肩に担いで連れ帰りました。そして、なんと近所の人々を集めて、羊が見つかったことをお祝いするパーティーを開きましたという物語なのですが、「そこまでするの?」と思います。
 でも、そこまで私たちのことを、心にかけているのが、神様なのです。この羊飼いが、たった一匹のために全力を尽くしたように、神様も、私たち一人ひとりを大切に思われ、いのちをかけて愛されます。
 私が、岐阜県の小さな教会に通い出した頃の話です。その教会はオープンしたばかりで、宣教師の夫婦と私だけしか出席者がいない、そんな週が続いていました。
 ある時、教会で特別なイベントが企画されました。宣教師夫妻と私は、当日、大勢の人が来るのを待ちましたが、結局誰も来ませんでした。この時、宣教師の奥さんは、「どうして誰も来なかったんでしょう。」と、恨めしい思いで神様に祈りをささげたそうです。すると奥さんの心に、神様がお語りになりました。誰も来なかったのではない。あの中学生の女の子がいるではないか。それは私のことだったのです。
 神様はたった一人を大切にされるお方です。小さく、弱く、役に立つことがなくても、それでも、誰もが神様にとっては、かけがえのない大切な一人なのです。
 聖書のみことば「この小さい者たちの一人が滅びることは、天におられるあなたがたの父のみこころではありません。」マタイの福音書18章14節

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