神の啓示の書である聖書「歴代誌」

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2021.05.24
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 歴代誌第一 21章
放送日
2021.05.24

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「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。今週は旧約聖書の歴代誌という書物からお話しします。
 この歴代誌は、旧約聖書の中の歴史書で、イスラエル王国の歴史を語っています。同様に、イスラエルの歴史を語っている聖書の書物に列王記があります。日本の国の歴史を記録した書物にも、日本書紀と古事記があります。日本書紀と古事記はどちらも、日本の歴史が記されていますが、二つの書物は書かれた文体が違い、書かれた目的も違います。
 聖書の歴史書である歴代誌と列王記は共に、イスラエルの王国の歴史が語られていますが、書かれた目的には違いがあると言えます。それよりも、日本書紀と古事記と聖書の歴代誌には大きな違いがあります。日本書紀と古事記は人間の書いた書物であり、作者、あるいは編纂を命じた人物の意図や意志によって書かれた書物です。それに対して聖書は、神が掲示された書物であることが大きな違いです。
 聖書を書いたのは人であり信仰者ですが、その人が自分の意思や衝動によってではなく、神に動かされて、神からの言葉を書き記したところに、一般の書物との大きな違いがあります。
 ですから聖書の著者は、神であるとも言えます。それは、普通に想像するなら、神の霊がその人に乗り移って書かせたと思うかもしれません。しかしそうではなく、神が作者として選んだ人の人間性、その時代の言葉を通して、神が現された言葉だということです。神はこの聖書によって、現代の私たちにも語っておられます。
 歴代誌は、実際のイスラエルの歴史を通して、私たちに、神とはどんなお方であり、その神が何をしてくださり、何をわたしたちに望んでおられるのか、神のみこころを教えています。今週は、神の言葉である歴代誌から、ご一緒に神のみことばに聞きたいと思います。
 イスラエル王国は、二代目の王であるダビデによって、独立王国として確立されました。明日は、このダビデの治世についてお話しします。

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