失敗してもいいんて?す
- 出演者
- 大井満
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
- タグ
-
- 不安や恐れを感じているとき
もっと詳しく見る
- アップロード日
- 2021.05.03
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[新約聖書] マタイの福音書 16章22,23節
- 放送日
- 2021.05.03
「世の光」の時間です。今週のメッセージを担当します、東京にある板橋教会の牧師、大井満です。
私は、小学校三年生からカブ・スカウト、六年生からはボーイ・スカウトに入っていました。教会が地域から、ボーイ・スカウトをやって欲しいと依頼されて始めた働きでしたので、日曜日の礼拝に出られなくなるということもなく、楽しい日々でした。
中学一年生の時だったと思いますが、梅雨の時期の土曜日の夕方から、すぐ近くにテント生活の練習に出かけました。小学校六年生の新人隊員にとっては初めてのキャンプでしたけれど、二年目の私は班の次長という役割をいただいていました。テントを張り、飯盒でご飯を炊き、順調なキャンプに思えました。寝袋に入って休みましたが、夜中に雨の音で目を覚ましてからが大変でした。当然やっておかなければならなかった、テントの周りに溝を掘るという作業を、私たちの班はやっていなかったのです。雨水がテントの中を流れていました。
イエス・キリストの弟子の一人、ペテロはある時、イエス様にむかってこう言いました。「主よ、とんでもないことです。そんなことがあなたに起こるはずがありません。」するとイエスが、ペテロに対しておっしゃいました。「下がれ、サタン。」マタイの福音書16章22節と23節に書かれています。
実は、ペテロはこの時、有頂天だったと思うのです。イエス様が弟子たちに、「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」とたずねられ、ペテロが「あなたは生ける神の子キリストです。」と模範解答をし、イエスにほめられたばかりだったのです。そのイエス様が、ご自分が殺されることを予告されたので、ペテロは、「とんでもないことです。」と言ったのでした。
人間は、調子にのると失敗をします。そして、しっぺ返しを食らうのです。私は、惨めなキャンプを味わい、50年以上たっても、あの時のことは忘れません。ペテロは厳しい叱責を受けました。彼もこの経験を忘れず、後に生涯、イエス・キリストの弟子、使徒として歩むようになりました。
失敗してもいいのです。その経験をしっかり心に刻んでおけばいいのです。神様は、そんな私たちを赦し、受け入れ、神様の御用のために使ってくださいます。
私は、小学校三年生からカブ・スカウト、六年生からはボーイ・スカウトに入っていました。教会が地域から、ボーイ・スカウトをやって欲しいと依頼されて始めた働きでしたので、日曜日の礼拝に出られなくなるということもなく、楽しい日々でした。
中学一年生の時だったと思いますが、梅雨の時期の土曜日の夕方から、すぐ近くにテント生活の練習に出かけました。小学校六年生の新人隊員にとっては初めてのキャンプでしたけれど、二年目の私は班の次長という役割をいただいていました。テントを張り、飯盒でご飯を炊き、順調なキャンプに思えました。寝袋に入って休みましたが、夜中に雨の音で目を覚ましてからが大変でした。当然やっておかなければならなかった、テントの周りに溝を掘るという作業を、私たちの班はやっていなかったのです。雨水がテントの中を流れていました。
イエス・キリストの弟子の一人、ペテロはある時、イエス様にむかってこう言いました。「主よ、とんでもないことです。そんなことがあなたに起こるはずがありません。」するとイエスが、ペテロに対しておっしゃいました。「下がれ、サタン。」マタイの福音書16章22節と23節に書かれています。
実は、ペテロはこの時、有頂天だったと思うのです。イエス様が弟子たちに、「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」とたずねられ、ペテロが「あなたは生ける神の子キリストです。」と模範解答をし、イエスにほめられたばかりだったのです。そのイエス様が、ご自分が殺されることを予告されたので、ペテロは、「とんでもないことです。」と言ったのでした。
人間は、調子にのると失敗をします。そして、しっぺ返しを食らうのです。私は、惨めなキャンプを味わい、50年以上たっても、あの時のことは忘れません。ペテロは厳しい叱責を受けました。彼もこの経験を忘れず、後に生涯、イエス・キリストの弟子、使徒として歩むようになりました。
失敗してもいいのです。その経験をしっかり心に刻んでおけばいいのです。神様は、そんな私たちを赦し、受け入れ、神様の御用のために使ってくださいます。