復活がもたらすもの~平安

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 死や命について考えているとき
  • イースター

もっと詳しく見る

アップロード日
2021.04.02
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 14章
放送日
2021.04.02

いいね登録

     登録数:0

いいねリストを見る

 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。キリスト教会のカレンダーでは、今度の日曜日は、イエス・キリストが死からよみがえられたことを記念するイースターを迎えます。そこで今週は、ご一緒に、聖書から「死」と「復活」ということについて考えていきましょう。
 さて私たちの人生に勇気を失わせてしまう理由があるとするなら、少なくても三つあるように思います。一つは、希望を見いだせないということです。希望が持てない時、あるいは希望があっても、それを信頼できない状態にある時には、私たちはただ、絶望の中に落ち込んでしまいますね。
 二つ目は、心から信頼できる存在がいないということです。自分一人で問題を抱え込んで、悩むことはとても辛いです。問題の中で、苦しみの中で、信頼できる存在がいなければ生きる勇気も失われていくでしょう。
 そして三番目は、問題があまりにも大きすぎて、自分には到底立ち向かえないと思える時。問題があまりにも大きすぎて、自分ではどうしようもないと思ったら、それは勇気を失ってしまいます。
 こういうことを考えますと、死というものは、人生に襲ってくる最も大きな困難と言えるのだと思います。死という前では、人はまったく無力です。ですから、死の問題に対して希望を与え、信頼ができ、解決を与えてくれる存在がいるなら、私たちにとって最も大きな福音となるわけです。
 イエス・キリストはこう言われました。「わたしを信じる者は死んでも生きる」こう言われたのです。そしてイエス・キリストは、ヨハネの福音書の14章で、弟子たちにこう言われたのです。「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家には住む所がたくさんあります。わたしが行って、あなたがたに場所を用意したら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしがいるところに、あなたがたもいるようにするためです。」こう言われたのです。
 イエス・キリストは、永遠の御国の住まいを用意され、私たちがこの地上の生涯を閉じた後、イエス・キリストが用意された天の住まいがあるのだと、約束して下さったのです。イエス・キリストは死を打ち破り、その口に何の偽りのない信頼できる方です。だからこの方にあって私たちは、平安を持つことができるのです。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ