クリスマスSp 飼葉桶のクリスマス

出演者
山本陽一郎
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • クリスマス

もっと詳しく見る

アップロード日
2020.12.24
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 2章
放送日
2020.12.24

いいね登録

     登録数:0

いいねリストを見る

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか、山本陽一郎です。先週から、クリスマススペシャルをお送りしています。
 今から2000年以上前、ユダヤのベツレヘム、世界で最初のクリスマスには、イルミネーションも豪華なディナーもありませんでした。イエス・キリストは、暗さと寂しさの中でお生まれになりました。けれども、だからこそ、私たちの現実を分かって下さるお方なのです。
 ところで、イエスの誕生について記したルカの福音書2章に、何度も繰り返し出てくるフレーズがあります。それは、飼葉桶に寝ているみどりごという言葉です。この飼葉桶の中の神の御子が、私たちの救い主であるということが強調されているのです。
 私は若い日に信仰を告白し、洗礼を受けました。でもそのあと、さまざまなことの中で自分の罪に苦しむようになりました。こんな自分を誰にも見せられない。自分はクリスチャンとして失格だ。神に赦される資格などないと一人で悩み続けました。神が赦す、救うと言ってくださっているのに、私は、自分なんて救われる価値がないという思いから離れることができなかったのです。
 しかし、そんな罪人の私だからこそ、キリストの十字架がどうしても必要だったのだと、神はあるとき教えてくださったのでした。神が私たちに伝えようとしておられるのは、私たちが自分の心の中に、非のうちどころのない立派なベッドを作って、そこに救い主イエスをお迎えしなさいということではありません。逆に、これからあなたは、つつましい飼葉桶になれるように、一生懸命努力しなさいよということでもありません。
 私たちを罪から救うため、十字架にかかって下さったイエス・キリストは、既に、飼葉桶の中に生まれてくださったのです。臭くて、暗くて、汚れた私の心の奥にこそ、救いの光が必要なのです。飾って背伸びをした自分ではなく、ありのままの自分で、この方をお迎えすればよいのです。それが私たちにもわかるように、救い主はあのクリスマスの夜、飼葉桶の中に生まれてくださったのでした。
 クリスマスで本当に大事なことは、救い主イエス・キリストを自分自身の中にお迎えすることです。今日はクリスマスイブです。栄光ある方が、地上の最も低いところに来てくださったことを覚えて、感謝の中で一日を過ごしましょう。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ