クリスマスSp マリアのクリスマス

出演者
山本陽一郎
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • クリスマス

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アップロード日
2020.12.21
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 1章
放送日
2020.12.21

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 世の光の時間です。いかがお過ごしですか、山本陽一郎です。先週から、クリスマススペシャルをお送りしています。クリスマスは、イエス・キリストのお生まれを記念する日です。そこで今週は、イエス・キリストの誕生にまつわる人々について、私がお話しをしていきます。
 今から二千年以上前、ガリラヤのナザレという村に、結婚を控えていた若い女性がいました。そう、皆さんがよくご存知のマリアです。ある日のこと、彼女のもとへ突然、御使いが神のメッセージを携えてやってきました。
「おめでとう、恵まれた方。」ひどく戸惑うマリアに御使いは告げました。「恐れることはありません、マリア。あなたは神から恵みを受けたのです。見なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。」
 この知らせは、マリアがすぐに喜べるものではなかったでしょう。婚約者のヨセフが知らないところで自分が身ごもるというのです。律法では、婚約中の女性の妊娠は、石打の刑になる罪でした。これからどうなるのか。ヨセフにはなんと説明するのか。普通なら、おめでたいどころか悲劇的な状況です。マリアは御使いに言います。
 「どうしてそのようなことが起こるのでしょう。私は男の人を知りませんのに。」すると御使いは、マリアは聖霊によって身ごもるのだと告げました。そして最後にこう語ったのです。
 「神にとって不可能なことは何もありません。」
 この言葉を聞いたとき、マリアは信じて前へ進もうと決めたのでした。ルカの福音書1章38節にこうあります。
 「マリアは言った『ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。』」
 私たちの人生にもすぐには受け止められず、ただ戸惑うようなことがあります。今まさに、その中にある方もおられるでしょう。そんな時、このマリアの姿を心に留めたいと思うのです。マリアは、すべてを理解したので前へ進む決心ができたのではなく、神の言葉を信じたのでした。信じた先に、約束の未来が開かれます。神の言葉を聞くとき、私たちの生き方は変えられていきます。今年のクリスマス、あなたにも届けられている神の言葉に耳を傾けてみませんか。

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