系図が導くところ

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • クリスマス

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アップロード日
2020.12.10
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 1章
放送日
2020.12.10

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 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。今週は、イエス様の誕生にまつわる聖書の箇所を紹介し、お話しをしています。
 マタイの福音書1章には、系図が書かれていますね。系図の特徴をずっとこれまでお話しをしてきました。この系図は、イエス様が歴史上の人物であること。そして、最も暗い時代の中にイエス様が来て下さったということ。またイエス様は、人間の罪深さのど真ん中に来てくださったのだということを知ることができました。それでは、この系図は私たちをどこに導くのでしょう。
 私はネットを使って、海外に品物を注文することがあります。先日も海外に注文した商品が届きました。この通販サイトの商品を発送した人物が知っていることは、私の住所だけです。でも住所さえあれば、世界のどこからでも私の手元に届きますよね。イエス様の系図もそれと同じなのですね。
 旧約聖書には、イエス様が誰の子孫としてお生まれになるかという預言が書かれています。最初は、アダムの子孫の中からという漠然としたものでしたが、アブラハムの子孫、ユダヤの子孫、ダビデの子孫というふうに、次第に詳しく知らされていきました。そしてついに、イエス様に行き着くわけです。これが実は聖書の書き方でもあるんですね。私たちが聖書を読んでいくと、誰にたどり着くかというと、それはイエス・キリストにたどり着いていくのです。
 私は思うのですね。このイエス様の系図には、この系図の最後にもう一行追加することができるのじゃないかなって思うのですよ。なぜなら、ヨハネの福音書の1章12節~13節には、「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の望むところでも人の意志によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。」と書かれています。
 私たちは、イエス・キリストを救い主として信じることによって、新しく生まれ、神の子とをされると約束されているのですね。ですから、この系図は、イエス・キリストで終りなのではなく、「このイエス・キリストによって、私は神の子どもとして生まれました。」という一文を追加することができるのですね。

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