何で系図かかれているの?

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • クリスマス

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アップロード日
2020.12.07
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 1章
放送日
2020.12.07

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 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。イエス・キリストの誕生を記念するクリスマスが近づいてきましたね。そこで今週は、イエス様の誕生にまつわる聖書の箇所を紹介し、お話しを致しましょう。
 イエス様の生涯は、新約聖書の四つの福音書に記されています。新約聖書はマタイの福音書から始まっています。でも一ページ目を開くと、そこには私たちがほとんど聞いたことのない名前がたくさん出てきます。系図が書かれているのですね。ある人は、名前ばかりが出てくるものですから、読む気をなくしてしまったと言われる方もいるくらいです。しかし私たちは、この系図から素晴らしいニュースを知ることができます。
 その第一は、系図によってイエス・キリストの誕生は、歴史上の事実であったということがわかるのです。おとぎ話の場合は、普通、系図など載せる必要がありませんね。「むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ芝刈りに行きました」というような具合で、話が始まるわけです。子どもたちにおとぎ話をするときに、「西暦何年何月何日、何々という場所に、何々家出身の何々という名前のおじいさんとおばあさんがいました。」そんな風には話しませんよね。なぜなら、おとぎ話は歴史の事実ではないので、はっきりとした時間や場所や系図を書く必要がないからなのです。
 しかし、福音書を記したマタイもルカも、イエス様の生涯を書く時、系図を記しています。それは、福音書の読者に大切な前提を教えようとしているからです。つまり、これから紹介するイエス様は、決して、空想や夢物語の中の架空の人物ではありませんよ。歴史の中に実存された方であり、この福音書に記録されている通り、語り、歩み、行った方なのですよと言っているわけです。
 そしてこの系図があるからこそ、旧約聖書で預言された通り、イエス様が来て下さったということの証拠にもなるわけですね。神様が、何千年も前から約束して下さった通り、イエス様は来られたのだ。神様の大きなご計画によって、まことの救い主が来てくれたのだということを示すために、記されていきました。それでは系図を見るとさらに、何がわかるのでしょう。それはまた、明日お話をいたしましょう。

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